音羽の自然と歴史その7
クスノキとエノキのけんか
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音羽小学校運動場の東側,鉄棒や総合遊具の後ろフェンス前に,「クスノキ」と「エノキ」がけんかしているように立っているのを知っていますか。
もともとここには先に「クスノキ」が立っていたように思いますが,成長が早くて元気な「エノキ」がどんどんと大きくなってきて,クスノキと場所の取り合いをしているようです。
子どもたちの成長と比べて,学校の樹木は一見変わらないようにも見えますが,しっかりと成長をしていて,校庭全体ではエノキやネズミモチの木などがたくさん増えてきているように思います。樹木たちもけんめいに生きようとしているのですね。
ところで,昔はこの音羽小学校には二つ運動場があったのを知っているでしょうか。「上運動場」と「下運動場」と呼ばれていたようです。「上運動場」というのは,どうも現在の運動場のことのようで,「下運動場」は,当時は第2校舎はなくて,現在の第1校舎と第3校舎の間に広がっていました。現在の第1校舎の場所には「南校舎」があり,現在の第3校舎の場所には「北校舎」がありました。「下運動場」と言われたなごりは,現在も見つけることができます。校舎から運動場に行く所は,坂になっていて,運動場の方が「上」になっているのに気づいていましたか?昔の卒業記念写真は,「北校舎」を背景に,今の給食室南側あたりで撮影されていたそうです。
(記事 S.A)