ここでは、公立高校の中期選抜制度について、解説しています。
普通科志望のヒロ、専門学科志望のミマ、私立高校志望のタクと、ミマの兄・トノが登場
しますよ。
 
 ≪ハテナ4≫ どうやって3校で判定してもらえるんだろう?

 ところで、中期選抜では、異なる3学科に同時に志願できるん
 だったよね。その場合、複数の学科から合格が重複してしまう
 ことって、ないのかな?
 ヒロ

 いいところに気が付いたね。今日は、選抜の流れを、順を追って
 説明していくよ。
 まず、選抜方法は、ステップが2つに分かれている
 トノ

 あっ、確かに!
 第1希望第1順位と、第2順位の計2学科に合格が出たら、
 どちらにも入学できるようになっちゃうよね。
 タク

 ステップ1では、第1順位校で判定が出るよね。
 ミマ
 トノ

 その通り。ここでは、自分の第1順位学科を志願したほかの人の
 学力検査結果などと合わせて、自分の合否を判定してもらうよ。
 ステップ1で合格できるのは、中期募集人員の90%までだ。

 ややこしくなってきた。具体的に考えてみよう。
 入学予定者数が200名の普通科で、前期選抜合格は、30%の60名、
 中期選抜の募集は140名でその内ステップ1での合格は126名
 タク
 ミマ

 えっと、なんで、
 中期選抜のステップ1合格者は、126名までだとわかるの?
 ヒロ

 だって、中期のステップ1の合格者は、中期選抜の募集者数の
 9割までだって、トノが言ってたから…。 
 140(中期募集)×0.9=126 で、126名まで合格が出るんだよ。
 ミマ

 その126人の人は、進学先が決定したということだね。
 じゃあ、残りの14名の枠に誰が入学するかは、ステップ2で決定
 するということになるの?
 トノ

 そういうこと。ステップ2では、一つの学科に対して、
 2パターンの人が判定の対象になるんだ。
 @その学科にステップ1で不合格だった第1順位の人、
 A他校の第1順位が不合格で第2順位に設定していた人

 えっ、ステップ1で不合格だった第1順位設定の人は、
 もう1度その学科での判定チャンスがあるんだ!
 
 ヒロ

 でもさ例えば、わたしがステップ2に進むとして、第1順位校の
 A校で再判定してもらって合格、第2順位校のB校でも合格範囲内
 だったとしたら、私はA校も、B校も合格だって言われるの?
 ミマ

 いや、その時は、第1順位校が優先されて合格となって、
 第2順位校だったB高校の合格はないんだよ。
 トノ
 
 つまり、第2順位校に合格するのは、
 ステップ1でも、ステップ2でも、第1順位校の合格範囲に
 惜しくも届かなかったときなんだね。
 タク
 ヒロ

 ところで、「第2希望校」での判定はどこにいったの?
 
 トノ

 その高校が、第1希望第1順位、第2順位の人たちを優先して
 合格を出しても、合格者の合計が定員に満たないときに判定を
 出してもらえるんだ。 

 自分が、第1希望第1順位校にも、第2順位校にも合格して
 いないのに、設定していた第2希望校の合格が埋まっていたら、
 判定さえしてもらえないんだね…。
 
 ヒロ
 
 倍率を確認してから、第2希望の高校を選ぶようにしないとね。
 タク

 中期選抜を受験するからと言って、3学科とも志願しなくちゃ
 いけない決まりはないもんね。
 自分の希望に応じて、志望順位を考えていこう。
 ミマ
 > ≪ハテナ1≫ いつ行われる試験なんだろう?
   ≪ハテナ2≫ どんな学校・学科を志願できるんだろう?
 > ≪ハテナ3≫ 合格できる人数はどのくらいなんだろう?
 > 前期選抜の解説を見る
   
 > ≪ハテナ5≫ 中期選抜の志願で気をつけるべきことは
          なんだろう?
   
 > 前期選抜・中期選抜・後期選抜のまとめ
   
 > 私立高校の解説を見る
   
 > 後期選抜の解説を見る
   
ホーム
入試制度解説
関連サイト
オープンキャンパス情報
高校生の声
試制度解説