台風が通り過ぎ,夏らしい天候がもどってきました。今日で,体育としての水泳学習も終わりです。
室町校では,毎年この時期に安全教育の一環として,安全体験学習「着衣水泳」を行なっています。この体験学習は4・5・6年生が行なっています。
水の事故は,水着の時よりも着衣の時に多く起こっています。着衣水泳を体験することによって,自分の泳力を過信することなく,水の怖さや水難にあった時に安全を確保する方法について体験学習をしています。
4年生。4年生は初めての体験になります。水からあがってきたみんなの感想は 「とても重たい」「しんどい」「べちゃべちゃして気持ち悪い」「いつものように泳げない」 など,いつもの水泳とずいぶん違うことを実感しました。 |
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5年生です。5年生の感想も異口同音に「重たくて動けない」「おぼれそう」など いつもの水泳と大きく違うことを実感していました。 |
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さらに,最後に25メートルを着衣のまま泳いでみました。25メートルを泳いで たどり着くのは大変なことのようでした。 |
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6年生。6年生は3度目の体験です。着衣のまま水の事故にあったときに,どの ように脱出するか,いくつかの想定をしながら学習を進めました。 いたずらに体力を消耗させることより浮かぶことによって体力を失わないように すること。着ているシャツに空気をいれると浮き袋の代わりになることです。 |
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また,救命用具が近くに投げられたときに,そこまで泳いでいくことなどの体験を しました。6年生の感想も「体が重くて泳げない」「いつもの何倍も重たい」と着衣の 時の怖さを改めて実感したようです。6年生は,これが学校で行なう着衣水泳の最 後かもしれません。この体験をいつまでも忘れずに,自分の命は自分でまもれる ようになって欲しいものです。 |
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写真:平成14年7月18日撮影・室町小学校プール |