これは、比叡山地の地質断面図です。
中央部は、花崗岩です。その両端は、堆積岩のチャート・砂岩・粘板岩などで構成されています。

花崗岩に、接している部分の堆積岩は、花崗岩のもとであるマグマが貫入してきて高圧・高温で熱せられて性質が変化しました。

この変化した岩石をホルンフェルスといます。このホルンフェルスは、きわめて堅い変成岩になっています。

このため、比叡山と大文字山など堅い部分の侵食が遅れた結果、周囲より高くなっているのです。

つまり、焼き物を想像してください。固まった粘土を高温で熱したら、陶器や陶磁器ができますね。
気の遠くなる時間、高温・高圧で熱せられたら固くなることは創造できるでしょう。