評価基準・評価方法等


 ICT関連機器等の導入状況及び先行事例を踏まえ,ICT支援員との調整の上,病弱教育特別支援学校における実証研究に即した評価内容に改善し,評価に関連する取組を推進する。
  1. 導入段階
  2. 運用段階
  3. 授業段階
    1. ICT環境を利活用して,一斉学習に加え,個別学習や子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学びを展開するための指導方法が開発できたか。
      • 児童生徒,教職員に対するアンケートによる検証を行う。
    2. 本校と分教室を結ぶテレビ会議システムを利活用して,双方向の協働的な学びが展開できたか。
      • 児童生徒,教職員に対するアンケートによる検証を行う。
    3. 各教科のデジタル教材を活用することにより,協働的な学びが展開でき,学ぶ意欲や学力向上を図ることができたか。
      • 実証研究開始前後において,客観テスト等を活用して児童生徒の達成状況の差異を比較検討による検証を行う。
      • 小・中の発達段階や教科の違いに応じた分析に留意する。また,興味,関心,意欲等の向上についての評価も行う。
      • 教材の改良等によって,児童生徒がどのように変容したか。
    4. 「リモート・サイエンス・ラボ」及び「リモート・コンサートホール」システム
      • 機器に対する評価,機器を使った授業に対する評価について,観点別評価を活用して実施する。

  4. アンケート実施方法
    1. 児童生徒及び教員の在籍期間が異なることを踏まえ,今年度から,在籍期間に応じた分析を行うことを検討する。
    2. 児童生徒用アンケートについては,文部科学省から別途具体の指示があるまでの間は昨年度と同様の内容で実施する。
    3. 児童生徒及び教員を対象に,年度当初(5月),中間期(10月),年度末(3月)の計3回実施する。また,今年度からは,年度途中に転出入する児童生徒には,その都度実施することを検討する。

  5. ICT学習状況に関する検証
    1. 学習の成果(児童生徒の学力に関する状況の変化)について検証する。
       (対象生徒を選択して検証していく。)
      • 未学習の領域において,学習した内容のログを基に学習成果を明確化する。
        (確認テストで学力の確認)
      • 学習(授業)への参加状況の変化
      • 情報活用能力の変化
      • 医療に向かう姿勢の変化
    2. 児童生徒の学習の成果物(ノート,作文その他)の写しを保存する。
      • 学習の成果物(学習プリント,ノート,コラボノート,児童生徒会成果物)
      • 児童生徒の感想文
    3. 学習に取組む児童生徒の様子の記録(静止画・動画)を保存する。

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京都市立桃陽総合支援学校