校区の概要




 高倉小学校の前進である立誠・生祥・日彰・明倫・本能の元5校はいずれも京都市の中心部に位置し、平安建都1200年の歴史の中で文化・産業の拠点、発信地としての役割を担ってきた。
 京都市役所の南に位置する生祥・日彰学区は、時代の変遷の中で公家や貴族の邸宅、武家屋敷が立ち並び、その需要に応じて茶道具や扇子、表具などの手工業が発達した。また、天正年間に魚鳥市場として開設された錦市場のあることでも有名な地域である。
 日彰学区の西に位置する明倫・本能学区は呉服や染めの町として古くから発展し、京都の三大祭に数えられる祇園祭の鉾町を含む町衆の活力溢れる学区である。
 本学区の最も東にある立誠学区は角倉了以の開削した高瀬川をはさんで発展した商業の町であると共に、幕末から明治にかけては維新の志士が活躍した遺跡が数多く残る地域でもある。
 高倉小学校の子供たちは、このように歴史的・文化的価値が高い元学区を一挙に校区とし、限り無く魅力的で誇り得る地域をその生活の本拠とすることができるようになったのである。このことは、地域が子供を育てるという観点からみると、子供を取り巻く各学区の産業・文化が大きく広がり、子供を支え育てる地域の教育力も大きく広がったといえる。統合によって得た多くの利点を本校の教育活動の中に積極的にとり入れ、自ら学び、積極的に行動する子供の育成をめざしていきたいと考えている。


地域の様子
新京極
買い物客や修学旅行生で
夜おそくまでにぎわってい
ます。            
繁華街 
(四条河原町付近)
京都最大の繁華街で,人,物,車,ファッションなどが集中するところです。
錦市場
京料理から家庭のお惣菜までを
受け持っている錦市場は,400年
の歴史を持っています。
         
オフィス街 祇園祭(鉾町) 高瀬川と高瀬舟
京都で一番の商業地域で
あり,大きなビルが立ち並
んでいます。
祇園祭の鉾町を含む町衆の
活気あふれる地域です。
角倉了以の開削した高瀬川をは
さんで発展した商業の町です。


     
染めの町 扇 子 茶道具
時代の変遷の中で公家や貴族の邸宅,武家屋敷が建ち並び,その需要に応じて茶道具,扇子,表具,
染めなどの手工業が発達した地域です。



      
 池田屋跡  土佐藩邸跡  坂本龍馬遭難の地
幕末から明治維新にかけて志士が活躍した遺跡が多く残る地域です。