室町校の郷土資料室には、地元の伝統産業である西陣織にかかわる多くの資料が収集されています。
こうした資料を活用して、西陣織の学習や4台の機(はた)で機織の体験学習をすすめています。
郷土資料室は2階にあります。 | |
郷土資料室に入ると、4台の織機やさまざまな道具・資材類があります。 4台の織機で機織りの体験学習が行われています。 |
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郷土資料室について本校では、平成4年4月に、新しい教室棟が完成しました。その折に郷土 資料室がもうけられました。 当初、郷土資料室では、社会科などの学習資料として、古い生活用品が 集められましたが、その中に、地元・西陣の織物にかかわるものもありまし た。 平成6年に、地元より、1台の織機(高機)を寄贈していただきました。 それ以来、学校の特色の一つとして、地域学習を充実させるために地元 の伝統産業である西陣織の織機や道具・資材なども積極的に収集してき ました。 室町学区の西陣織にかかわる皆様のご協力をいただき、今では、4台の 織機をはじめ、さまざまな道具類などが収集され、京都市内の学校では最 も充実した西陣織の道具類が収集・整備された郷土資料室となりました。 平成9年には、最初に寄贈を受けた織機が動き始めました。 これには、「選定保存技術保持者」の指定を受けられた室町学区の廣瀬 敏雄さんが、子どもたちの学習のためにと、機の整備をしていただき、学校 で初めて機織りの体験ができるようになりました。 その後、室町学区の森本叔男さんのご協力・ご指導をいただき、1年を通 して、いつでも機織りができるようになりました。 毎年、3年生や5年生が、地元の産業や京都の伝統産業のついて学習す る時には、実際に機織りの学習をしています。 また、休業土曜日には、希望者を集めて、機織教室が開かれています。 |
郷土資料室のようす
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高機(たかばた)1、この機(はた)の上部にジャガードの機械がのせられます。 残念ながら、学校の天井は低いので、ジャガードの機械は設置できません。 |
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高機2.この機は、ひも引きバッタンで横糸を織り込んでいきます。 「ひも引きバッタン」は手元のひもを引くと、杼(ひ:横糸を巻いた道具)が 縦糸の間をとおりぬけ、織物が織られます。 |
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つづれ機。この機(はた)は、手で横糸を縦糸の間に通して織ります。 | |
ミニ手機(てばた)。簡単に織物ができるので、低・中学年の子供たちに人気です。 太目の縦糸に毛糸の横糸で織っているようすです。 |