今回の人権学習会は,「盲導犬のしごと」について学習しました。関西盲導犬 協会から歩行指導員の青木さんと盲導犬のノビちゃんにきていただきました。 青木さんのお話で,盲導犬についてたくさんのことがわかりました。 |
|
青木さんからいただいたパンフレットの中に,「盲導犬と別れた時,もう一度失明 したかと思った」ということばがありました。このことばは,盲導犬と共に生活してこ られた目の不自由な方が盲導犬をなくされた時の悲しみのことばであり,盲導犬が 心の支えとして,また,生活のパートナーとしてどれだけ大切な存在であるかを強く 感じさせることばでした。 その盲導犬は,現在全国で900頭,京都府でも20頭が働いているそうです。 お話の中で,盲導犬の育て方や訓練のようす,盲導犬との接し方なども知りました。 また,盲導犬は交差点の信号がわからないことや,盲導犬と一緒だからといって も,どこへでも自由にいけるわけではないこと(盲導犬には,主人が行きたい場所は わからないこと)などもわかりました。盲導犬をつれている目の不自由な方には,私 たちが声をかけて,まわりの様子を知らせてあげることや困っていることをお手伝い することがとても大切なこともわかりました。 |
|
目の不自由な方がみんな盲導犬と一緒に生活されているわけではありません。 全国で900頭の盲導犬が働いているということですから,まだまだほんの一部の 方が盲導犬を使っておられるのです。目の不自由な方のほとんどの方は白杖(は くじょう:白い杖)を使っています。白杖を使っておられる視覚に障害のある方にも どんなことができるかも教えていただきました。 |
|
盲導犬に出会った時に,どんなふうにしたらいいの? 1.ハーネスをつけている時は,仕事中です。仕事のじゃまをしてはいけません。 2.仕事中の盲導犬には,食べ物を与えたり,さわったりしないでください。 3.ハーネスには触らないでください。 4.あたたかく見守ってください。 そして,「何かお手伝いできることがありますか?」と声をかけてあげることも大切 です。 子ども達は,1時間ほどのお話を真剣な表情で聞きました。盲導犬のことについて, そして,目の不自由な方へ私たちができることについて多くのことを学びました。 |