いじめ・不登校

京都市のいじめ・不登校への取組

学校での取組

京都市では、学校において「一人一人の子どもたちを徹底的に大切にする」との理念に基づいた生徒指導に取り組んでいます。とりわけ、不登校やいじめは学校教育の大きな課題であることから、「登校支援委員会」や「いじめ対策委員会」を各学校に設置し、生徒指導課とも連携しながら、学校総体としての取組を推進しています。

いじめへの対応

教育委員会では、「京都市いじめ防止対策推進条例」や「京都市いじめの防止等取組指針」に基づき、「子どもの豊かな心と規範意識を育む関係者会議」の開催をはじめ、京都府警察との連携による全ての小・中・高校での非行防止教室、生徒指導に係る教員研修、年2回の記名式アンケートの実施等の様々な取組により、いじめの未然防止及び早期発見、迅速かつ適切な対応、並びにいじめの再発防止に取り組んでおります。

不登校への対応

京都市では、平成11年度から京都市児童生徒登校支援連携会議を設置し、不登校に関わる行政機関やPTA、学校関係者、大学、医療機関、フリースクール等が一同に会し、連携を図っています。この会議では、不登校の子どもたちへの支援に関する情報交流や協議等を行うとともに市民啓発のための「不登校フォーラム」を開催するなど、市民ぐるみでの活動を促進しています。

また、全市立小学校、中学校、高等学校、総合支援学校にスクールカウンセラーを配置し、配置時間数拡充に向けて取り組んでいます。さらに、教育分野における福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーの全中学校区への配置など、児童生徒の心のケアや家庭や地域など子どもを取り巻く環境に働きかける取組を進めています。

そのほか、多彩な活動を進めるフリースクールとの連携事業やインターネットパソコンを活用した学習支援事業など、多面的に不登校の子どもたちへの支援を行っています。

相談窓口の開設

子どもや子育てに関する様々な相談に応じる電話相談窓口「こども相談24時間ホットライン」を24時間年中無休で運営するとともに、子どものいじめに関するメールでの相談に応じる「いじめメール相談」を開設するなど、気軽に相談していただける窓口を設置しています。

こども相談24時間ホットライン電話番号(075)351(さあこい)ー7834(なやみよ)
相談時間24時間年中無休
いじめメール相談メール相談アドレス ijime-soudan-mail@edu.city.kyoto.jp

不登校相談支援センター

不登校相談支援センターは、不登校状態にあり、登校に向けた支援方法や、在籍校以外での学習を希望する子どもたちの活動の場等に関する相談窓口です。
 具体的には、子ども本人や保護者の方の意向、学校の意見等も踏まえながら、「面接相談」や「体験的活動」を通じて、不登校の子どもたちの活動の場である「ふれあいの杜」への入級や、不登校を経験した生徒のための中学校である「洛風中学校」「洛友中学校」への転入学など、 多様な選択肢の中から一人ひとりの状況に応じた最も望ましい支援方法について考えていきます。
 これにより、不登校状態に悩む子どもたちが進路展望を見据え、自立心に富み、生き生きとした生活を送ることができるような支援を目指します。

問い合わせ先

不登校相談支援センター  TEL:075-254-8125