ふれあいの杜は、学校生活や家庭生活での様々な不安や緊張、人間関係などが原因で不登校となり、在籍校の取組ではその状況が十分に改善せず、不登校が長期化した子どもたちの活動の場です。
今、在籍している学校とは「長い廊下でつながった別室」です。
子どもたちは本来校に在籍しながら通級し、小集団での体験活動や学習活動等を通して新たな人間関係を築くとともに、自らの存在意義を感じ、新たな生活への意欲を高めることで、在籍校への登校を含む社会的な自立を目指します。
京都市立小学校4年生から中学校3年生までの児童・生徒で、入級が適切と判断されたもの
ふれあいの杜に入級するためには、窓口となる「不登校相談支援センター」へ、在籍校を通じて相談申請していただく必要があります。入級を希望される場合は、在籍校に相談してください。
不登校相談支援センターでは、子ども本人や保護者の方の意向、学校の意見等を踏まえながら、面接相談や体験的活動を通して、多様な選択肢の中から一人ひとりの状況に応じた最も望ましい支援方法について考えていきます。その中で、ふれあいの杜への入級が適切であると判断された場合に入級することができます。
ふれあいの杜の各学習室へ入級後、子どもたちは教科学習(自学自習)や体験活動等を通して、在籍校への登校を含む社会的な自立を目指していきます。
活動曜日はいずれの学習室も、月・火・木・金の週4日となります。水曜日は、登校へのチャレンジや自分を見つめ直す時間にするなど、子ども自らが考えて、決めて、実行する日としております。
現在、京都市内に5つの学習室を設置しており、各学習室によって活動内容や定員等が異なります。子ども一人ひとりの状況等を踏まえ入級する学習室を決定していきますので、必ずしも希望の学習室に入級できるとは限りません。