| 研究テーマ 『子どもが輝く社会科学習』−明日の社会をつくる子ども− |
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私たちの目の前にいる子どもたちを取り巻く社会は,国際化・情報化というグローバルなものへと変化している。その一方で,高齢化・少子化が進み,核家族という構成も加わり,人間関係が希薄になっている。 このような時代だからこそ,豊かな人間性と社会性を育てる社会科の果たす役割が大きい。社会科学習を通して,急激に変化する世の中で生きる子どもたちに,将来国際社会に生きる民主的・平和的な国家・社会の形成者として必要な公民的資質の基礎を養い,社会に対する見方や考え方を育み,主体的・創造的に生きていってほしい。その際「社会」の中で生きる人の姿や営みに焦点を当て「社会」の中に「人の生き方」を見ること,「人の生き方」の中に「社会」を見ることを大切にしたい。 社会に対する見方や考え方は,問題解決に生きて働く知識や思考力であると考える。社会に対する見方や考え方は,社会を見る目と社会のとらえ方のことである。その内容は,社会的事象の意味や働きについての応用・転移できる知識である。そのとらえ方は,社会的事象を「自分なりに意味付けして見たり考えたりすること」「比較・関連・総合して見たり考えたりすること」「多面的に見たり考えたりすること」「公正に見たり考えたりすること」である。 学習の基本は個の追究である。自分の問題をつかみ,自分の方法で追究・解決し,表現していく学習過程を成立させ,子ども一人ひとりの問題解決力を育まなければならない。しかし一方で,集団の追究も重要である。個の追究での「その子なりの見方や考え方」を集団の追究を通して,「社会に対する見方や考え方」へと高めることができると考えるからである。つまり,自分の見方や考え方と友達のそれとを比べたり関連づけたりして,社会的事象の意味や働きをより多面的,総合的に見たり考えたりすることができるようになることである。そのことは,バランス感覚のとれた公正な判断力も育つと考える。このときの集団追究こそが,子どもと子どもがひびきあう場面と考える。 個の追究において,子ども一人ひとりの見方や考え方のよさを見いだし,集団の追究において,多面的・公正に見たり考えたりすることを通して,社会に対する見方や考え方を確かなものにすることができると考える。子どもと子どもがひびきあう社会科学習こそが,自他共の考え・生き方・命を尊重し,共生社会を築く人間として育っていくことにつながると考える。
◇「見つめ」…社会的事象と出会い,感動や共感や好奇心をもって見つめ,学習問題へ とつなげていく姿 ◇「求め」…自分の問題を解決するために資料や方法を求め,追究していこうとする姿 ◇「考え」…学習問題に対して調べた事実をもとに比較・関連・総合して社会的事象の ◇「生かそうとする」…実社会・実生活に目を向け,これまでの学習を生かして考える
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