
| 京都市小学校生活科・総合的な学習教育研究会 | ![]() |
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| 会 長 寺田博幸 |
子どもを取り巻く社会環境が大きく変化する中で,学力低下を巡る問題が連日のように新聞等の記事として取り上げられ教育改革 が論議されています。
こうした議論の中には,総合的な学習の時間が学力低下の要因の一つであるかのような意見が聞かれ,総合的な学習の時間を縮小しようという動きに拍車をかけているかのようです。
単に国語や算数,社会,理科の時間を増やせばいいという論議では,これからの未来を見据えた創造的な教育改革とは,あまりにも距離が隔たっているように思えてなりません。
今,生活科が一人歩きをし,総合的な学習がようやく芽を出そうとしています。生活科や総合的な学習に,熱い気持ちと使命感をもった全国各地の先生方が優れた実践を展開されていることを忘れてはならないでしょう。そうした地道な取組に目を向け,その実践に学ぶことが重要なことと考えます。教師がお互いに学び合い高め会う努力が,教育改革を実りのあるものへ誘っていくと確信しております。
平成19年11月2日(金),第10回近畿地区小学校生活科教育研究協議会京都大会では,これまでの研究を生かし,生活科学習や総合的な学習の時間を見つめ直し,社会に生きて働く力を育むという観点から,人や社会,自然と適切にそして積極的にかかわりながら,子ども自身が自らを高めていく生活科学習,総合的な学習の時間を目指したいと考えております。
そこで,大会主題を「探究心をわきたたせ,確かな学びを創る子ども」とし,「学びをつくる子ども」「かかわりをつくる子ども」「自分をつくる子ども」をキーワードに研究を進めています。活動を繰り返し,対象に働きかけ働き返されながら対象との距離を縮め,気付きを深めていきます。その気付きを相互に交流することによって表現が豊かさを増し,また,体験をより深まりのあるものにしていきます。
皆様の教育実践の蓄積をお互いに交流し合う中で,子どもの未来を拓く教育改革の真の姿を求めていくことを心から願ってやみません。