「便きょう会」HPの開設にあたって
京都市教育委員会教育長 門川 大作 |
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待ち望んでいた「便きょう会」のHPが,ここに開設されました。感激しています。
作年の2月「京都掃除に学ぶ会」の傘下に「便きょう会」が誕生しました。当初45名の有志で発足しました。この会は,会員自身がトイレ掃除を通して研鑽を積むとともに,児童生徒による心を磨くトイレ掃除を奨励・援助することを目的としています。便きょう会の「きょう」を敢えてひらがなにしました。「教,響,協,鏡,共,京,今日・・・」など,さまざまな願いが込められています。現在の会員数は145名になりました。
私自身は,知人に熱心に誘ってもらったお陰で,九年前に「掃除に学ぶ会」にご縁を頂きました。鍵山秀三郎相談役の長年の実践に基づくお話に心が震え,私の父が「人間の貴さは掃除をしている姿を見れば一番良くわかる」といつもいつも言っていた言葉の深さを実感しました。
早朝の無心の便所掃除の清々しさと充実感。参加者の笑顔と体験発表の素晴らしさ。この感動を多くの教職員や保護者,子ども達とも共有したい。続けさせてもらえば自分が変わるだろう。大人も子どもも変わるだろう。そう確信しつつも私自身,忙しさを口実にたまに参加させていただく程度で,人をお誘いもせず歳月を過ごしていました。しかし関係者のご尽力で,今は毎週の例会で若い先生,ベテランの先生,保護者,地域の方々,そして子ども達と掃除をさせていただいておりますと汗とともに涙が出そうになります。嬉しい限りです。
「便所掃除をすれば謙虚な人になれる」この言葉を自らの戒めとし,お世話になっている人々に感謝し,これからも学ばせていただきたいと思っています。 |
「京都市掃除に学ぶ便きょう会」設立に当たって
京都市掃除に学ぶ便きょう会 会長 辻井 勝 |
トイレ掃除をはじめ,広く清掃・美化活動などを通じて,会員が自己研鑽を積むため,平成17年2月以降も有志で活動を続けてきました。そうした活動を進めていくうち,学校において児童・生徒のトイレ掃除をはじめ,清掃・美化活動が,格段,活発になってきました。早朝に行う,親子トイレ掃除に参加する児童・生徒も増えてきました。
トイレ掃除に参加した児童・生徒は,最初,抵抗感を持っていても,次第に一生懸命トイレを磨き始めます。終了後の発表会では,ほとんどの児童・生徒がやってよかったという満足感を持ちます。また,今まで誰がしてくれていたのだろう,という疑問も出てきます。自分が使うものは自分がきれいにして当たり前,という心も育ちます。
トイレ掃除をはじめ,広く清掃・美化活動には,このように児童・生徒の「感動する心」「感謝する心」「ものを大切にする心」など感性を磨く力があります。ものが豊かになり,反面,心が貧しいといわれる現在,児童,生徒に「生きる力」をつけることが今,求められています。
そうした中,トイレ掃除をはじめ,広く清掃・美化活動を通して,児童・生徒はおのずと感性を磨くことになり,友達に親切な,思いやりのある,公共心や公徳心を身につけた感受性豊かな人になりことができます。
児童生徒の心を育てるのは学校の教職員だけではありません。地域や保護者などすべての大人が児童・生徒を育てるのです。児童・生徒を育てるためには,大人が自らの感性を磨き,研鑽を積まなければなりません。それで,「京都市掃除に学ぶ便きょう会」の会員は小学校の教職員に限らず,幅広く校種を超えて募集します。トイレ掃除をはじめ,広く清掃・美化活動を通して研鑽を積みたいと考える保護者・教育関係者と共に学びあいたいと考えています。 |