は じ め に

 国際化が進む今日,中学校英語教育には,実践的コミュニケーション能力の基礎の育成が求められています。本市では,すべての生徒に確かな力を育てていくために,毎年実施されてきた「学力定着調査」の結果の分析を通して,文法はもとより,言語の働き,話題,言語の使用場面を意識して指導することを課題とし,指導方法の工夫・改善に取り組んでいます。

 京都市総合教育センター研究課では,こうした工夫・改善のひとつの試みとして,子どもたちが英語をコミュニケーションの手段として,授業の中で実際に活用していただけるように,本市指導計画の指導過程に取り入れることができる「タスク」を中心とした学習プログラム例を作成しました。

 この冊子では,指導の目安となるように,中心となる文法項目,言語の働き,話題,場面,本市指導計画にあわせた指導時期を一覧表で示すとともに各ユニットの指導案を紹介しています。そこでは,ALTとのティーム・ティーチングにも活用できる工夫も加えてあります。また,「タスク」をより効果的な学習活動とするために,「プレ・タスク」,「ポスト・タスク」の活動例も併せて紹介しています。

 さらに,添付のCD?ROMには,それぞれのユニットの指導案とタスクで用いる教材も収めています。これらは,そのままプリントアウトして使用していただくこともできますし,学校や生徒の実態に合わせて工夫を加えて活用していただくこともできるようにしています。
この冊子で紹介した学習プログラムをひとつの例として,各学校の実情に合わせて改編しながら,子どもたちが生き生きと主体的に取り組む英語学習に生かしていただければ幸いです。


京都市総合教育センター
カリキュラム開発支援センター