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【京都市青少年科学センター】

空気のない宇宙でも火が燃えるの?

ロケットエンジン

 スペースシャトルなどの宇宙船は,打ち上げや宇宙空間での姿勢制御などにロケットエンジンを使っています。「ロケットエンジン」は,航空機の「ジェットエンジン」のように高温・高圧のガスをノズルを通して高速で噴射することで進むための力を得るエンジンです。 高温・高圧のガスをつくるために積んでいる燃料を燃やしています。

燃えるということ

 「燃える」ということは「燃えるもの」に「酸素」が結びつく〔化合〕という化学変化を起こすことなのです。特に物質が酸素と化合することを〔酸化〕といいます。熱や光を出しながらはげしく進む酸化を〔燃焼〕といいます。ものが燃える(燃焼する)ためには「燃えるもの(燃料)」と「酸素」が必要になります。たとえば,空気中でろうそくの芯に火をつけると炎をあげて燃えますね。これは,燃料にあたる「ろう」と空気中の「酸素」が〔化合(酸化)〕しているのです。

空気のない宇宙で

 ものが燃えるのに必要なこの「酸素」を,航空機の「ジェットエンジン」は空気中から取り入れているのに対して,空気のない宇宙ではものが燃えるのに必要な酸素もないので液体燃料を使った「ロケットエンジン」では「酸素」を極低温の液体酸素にして機体に積み込んで宇宙まで持っていきます。

 酸素のない宇宙空間でも,宇宙まで持っていった「酸素」を「燃料」と混ぜて燃やすことで宇宙船がロケットエンジンを使うことができるのです。

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