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【京都市青少年科学センター】

CODって何?

 水中に溶け込んだ有機物は自然の力によって徐々に分解されます。このとき、有機物を燃やしたときと同じように酸素を必要とします。そこで、科学的に燃やして必要とした酸素の量を調べると短時間に水中の有機物の量がわかります。このようにして調べた酸素の量をCODといいます。なお、生物によって分解させた時に必要な酸素量で表すこともあり、これはBODと呼ばれています。いずれにしても、数字が小さいほど、有機物が少なく、川がきれいだということになります。

簡単な実験をして有機物とCODについて考えてみましょう。

 ジュースをスプーンにすくい取り、ガスの炎で熱します。しばらくすると水分が蒸発し、残った成分がこげついて真っ黒になります。これは、ジュースに含まれる砂糖などが燃えて炭ができたのです。このように、燃えて炭になる成分を、まとめて有機物と呼んでいます。このようにしていろいろと調べると、私たちが食べている物のほとんどが有機物の仲間であることがわかります。

 有機物が廃棄されると、汚れそのものになります。できるだけ河川などに流さないようにする必要があります。ところが、その有機物を餌にしている生きている微生物が、川や池にはたくさんいます。そこで、CODがゼロだと微生物が生きていけないわけです。川や池には動植物の死骸が流れて適当な有機物が含まれ、豊かな自然環境が維持されてきたのです。そういった自然のバランスが保たれる程度の汚れはいいのですが、多量の生活排水が流されるとバランスが保てなくなります。つまり、自然の力で浄化できなくなるのです。
 こういった汚れを表す大切な測定指標となるのがCODやBODです。少し、難しそうですが、この指標をみんなで考えていきましょう。

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