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【京都市青少年科学センター】

ツユクサ

 青少年科学センターの栽培園や屋外園ではたくさんの草花が見られます。
今回はツユクサを紹介します。

ツユクサ(ツユクサ科/ツユクサ属)

 京都市では,道端や田畑の脇などでごく普通に見られ,5月~10月に青い花をつけます。青少年科学センターの屋外園では,6~7月と9月に開花が多く,夏の盛りには開花が少ないように感じられます。花の大きさは2~3cmで,3枚の花弁(うち3枚が大きく目立つ),雌しべ1本,雄しべ6本からなります。花弁が大きく開いているのは午前中で,夕方にはしぼんでしまいます。

 青い花が一般的ですが,白花,紫花をつける個体も見られます。いずれも青少年科学センター屋外園にて。

 ツユクサの種子は3~5mm,茶灰色~黒色です。発芽するとストロー状の子葉が伸び,徐々に開きます。単子葉植物らしい発芽の様子です。

 茎は草丈10cm位までは直立しますが,15cmにもなると地面を這うようになります。茎の節の部分から伸びた気根には体を支持したり,吸水したりする役目があります。茎をちぎって水に挿しておくと2~3日で根が伸びてきます。このような方法で,ツユクサを簡単に殖やすことができます。



 ツユクサは理科の実験・観察にもよく用いられます。葉裏の気孔の観察や,細胞の原形質流動の観察などをされた方も多いのではないでしょうか。写真はツユクサの気孔(150倍で観察)。




ムラサキツユクサ
(ツユクサ科/ムラサキツユクサ属)

 こちらも理科の観察実験ではおなじみのムラサキツユクサです。葉裏の気孔の観察や,細胞の原形質流動の観察などに用いられます。宿根性のツユクサです。青少年科学センター屋外園にて。


オオボウシバナ変種 ツユクサ
(ツユクサ科/ツユクサ属)

 ツユクサの変種。花弁が3cmと大きく,着物の染色の際に下絵付けの染料として用いられます。滋賀県草津市の市の花に指定されています。青少年科学センター屋外園にて。

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