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【京都市青少年科学センター】

街の中で野草観察 -いろいろな花の形-

道ばたや校庭,空き地などには,たくさんの草花がくらしています。
屋外で遊んでいるとき,散歩しているときなどに,一度足をとめてよく観察してみましょう。 花の形や色,葉の裂け方やつき方,実の形など,草花の姿はじつに多様です。
このページでは花の形に注目して,草花をいくつかのタイプ(型)に分けてみました。

ほし型

星が輝くように,花の中心から数枚の花びらがひろがるように咲いているタイプです。「お花の絵をかきましょう」というと,ふつうこんな形の花をかくことが多いですね。
ほし型といっても,さらによく見てみると,花びらにくぼみや切れ込みがあったり,先がまるまっていたり,とがっていたりと,花びらにもいろいろな形があることが分かります。



キュウリグサ(ムラサキ科)

カタバミ(カタバミ科))

オランダミミナグサ(ナデシコ科)


タンポポ型

タンポポのように花びらがたくさんあるタイプです。
「花びらがたくさんある」と書きましたが,じつは花びら1枚1枚に「おしべ」「めしべ」があるので,花びら1枚が1つの花といえます。ですから,正確にいうと「たくさんの小さな花が集まって1つの花のように見えるタイプ」となります。



セイヨウタンポポ(キク科)

ノゲシ(キク科)

オニタビラコ(キク科)


ヒマワリ型

ヒマワリのように花びらがまわりにあるタイプです。
ヒマワリ型もタンポポ型と同じで,1枚の花びらが1つの花になっています。タンポポ型と違うのは,真ん中(黄色い円形の部分)に筒のような形の花があることです。



ハルジオン(キク科)

ヨメナ(キク科)

ヒメムカシヨモギ(キク科)


チョウ型

蝶が羽をひろげているような花を咲かせるタイプです。
クローバーの名で知られるシロツメクサは,小さなチョウ型の花がたくさん集まって,一つのボール型になったものです。



カラスノエンドウ(マメ科)

アレチヌスビトハギ(マメ科)

シロツメクサ(マメ科)


くちびる型

口を縦に開いたような花を咲かせるタイプです。
ホトケノザやヒメオドリコソウなどは,春になれば道ばたでもふつうに見られます。花の形だけでなく,色のつき方や斑点模様など,見れば見るほど不思議な感じのする花です。



ホトケノザ(シソ科)

ヒメオドリコソウ(シソ科)

トキワハゼ(ゴマノハグサ科)


どれが花?型

一見,どれが花か分からないタイプです。
虫めがねなどでよく見てみると,緑色の小さな花を咲かせているものや,花びらはなく「穂」から「おしべ」や「めしべ」を出すものなどがあります。



ヤエムグラ(アカネ科)

オオバコ(オオバコ科)

エノコログサ(イネ科)


さあ,街に出て実際に草花を見つけてみましょう。
あなたの見つけた草花は,どのタイプの花を咲かせているでしょうか。もしかすると,どのタイプにも分類できないような形の花が見つかるかもしれません。 また,花の形だけでなく,葉や実などに注目して分類してみるのもおもしろいでしょう。

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