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【京都市青少年科学センター】

ウミユリの化石をさがしましょう

5番の岩石をさがしましょう。石灰岩という岩石の中にウミユリの化石が含まれています。
ウミユリと聞くとどんな生き物を想像しますか。
ウミユリは,植物ではありません。 ウニやヒトデなどの仲間の棘皮動物(きょくひどうぶつ)です。
屋外園では,石灰岩という岩石の中に含まれています。 この岩石の産地は,京都府船井郡瑞穂町質志です。



5円玉のような形に,白く見えているのがウミユリの柄の部分の横断面の化石です。

細長く節が見えているのは,たて断面の化石です。

石灰岩は,海水中の石灰分(カルシウム)や生物の遺がいなどが海底につもってできたものです。 石灰岩ができるということから,比較的浅い海であったということがわかります。
また,ウミユリとともに見つけられる化石(紡錘虫)から,暖かな海であったということもわかります。

質志には京都府下で最大の石灰岩体があります。
その中にできている石灰洞は,"丹波質志鍾乳洞"とよばれています。整備され,中に入ることもできるようになっています。

この石灰岩は,今から約2億5千万年前に,赤道付近の海底で噴火した海底火山の上の浅い海にウミユリや紡錘虫(フズリナ類)が繁殖して,遺がいが積み重なってでき,その後,ゆっくりとプレートの移動で運ばれてきて,約1億5千万年前に日本列島にひっついたと考えられています。さらにその後の地殻変動により現在のようなところで見られるようになったものです。

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