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【京都市青少年科学センター】

あなたが見たカラスはどちら?



ハシボソガラス


ハシブトガラス

私たちがよく目にするカラスは,ハシボソガラスとハシブトガラスの2種類です。

見分け方

右の写真からもわかるように,ハシブトガラスのくちばしは,ハシボソガラスのものより太く,これが見分けるポイントになります。また,ハシブトガラスの方は,額が上くちばしの元の部分から90度くらいの角度でせり立っている点も特徴です。

鳴き声

また,鳴き声も異なります。ハシブトガラスはふつう「カー カー」と澄んだ声で鳴きますが,ハシボソガラスはしわがれた声で「ガー ガー」と鳴きながら頭を上下に動かすのが特徴です。

食性と生活場所

どちらのカラスも雑食性ですが,ハシボソガラスが植物質のエサを好むのに対し,ハシブトガラスの方は動物質のエサを好みます。生活の場所もハシボソガラスは農地や川原など開けた場所を好みますが,ハシブトガラスは高層ビルに囲まれたような都会でもその姿がよく見受けられます。もともと森林性の鳥であるハシブトガラスは,都市のビル街をジャングルと見立てているのでしょうか。都会のゴミ箱をあさったり,漁港で捨てられた魚をつついたりしているのは多くの場合,ハシブトガラスの方です。 これから,カラスを見たとき,「ああカラスか」で終わらずに,その種類まで知ることができれば,私たちの周りの環境についても思いを巡らせることができるかもしれませんね。

参考文献

  • 「山渓ハンディ図鑑7 日本の野鳥」(叶内拓哉ほか)山と渓谷社
  • 「バーダー 1999年3月号」文一総合出版
  • 「週間朝日百科 動物たちの地球34」朝日新聞社

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