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【京都市青少年科学センター】

帰ってきたカワセミ ―カワセミはなぜ戻ってきたのか?

公害問題が深刻化していた1970年代に比べ,現在では工業廃水の規制や下水道の整備が進んできました。そのため,河川の水質がよくなり,カワセミの餌となる小魚がふえてきました。また,魚の種類もモツゴやフナなど水質汚濁に比較的強いものがふえてきたことも理由の一つのようです。
さらに,カワセミは本来,自然の崖に巣穴を掘って繁殖しますが,河川の護岸工事がふえてそれらの場所が失われ,繁殖の妨げとなっていました。しかし,カワセミの方もその状況に適応するようになり,護岸の排水口,砂利採集跡地や工事のための盛り土などに営巣している例が報告されています。

京都市近郊でカワセミの見られる所

京都府立植物園にはカワセミに会いに多くのバードウオッチャーが訪れています。この他に京都御苑,深泥池,宝ケ池,広沢池,桂川,賀茂川,保津川,雲ヶ畑,木幡池,巨椋干拓地など多くの場所で観察されています。もし見つけてもむやみに近づいたりせず,双眼鏡などで遠くから静かに観察しましょう。

参考文献~「都市鳥ウォッチング」唐沢孝一著:講談社

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