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【京都市青少年科学センター】

ビタミンCとうがい薬

 のどの調子が悪いたろうくんは保健室にいき,はなこ先生からうがいをするように言われました。うがい薬を水で薄めてうがいをしようとすると,「先生も一緒にするよ。」とはなこ先生がニヤッと笑いました。2人で並んでうがいをしたところ,不思議なことが起こりました。コップに戻したうがいの液の色が違うのです!たろうくんのは変化がないのに,はなこ先生のは色が消えていました!

準備するもの

・ 無色透明のコップ
・ ヨウ素系のうがい薬
・ ビタミンCが含まれているお菓子
・ 果物や野菜

うがい薬で実験しましょう。


  1. コップ半分程度の水にうがい薬を20滴ほど加え,薄めのうがい液をつくります。
  2. 1. にお菓子(ビタミンCが含まれているもの)をそっと沈めます。
  3. うがい液に変化があらわれたら,コップ全体を揺すってみましょう。

うがい液の色はどうなりましたか?

 わかりましたか?はなこ先生はビタミンCを含んだ薬を,口の中に入れていたのです。
だからうがい薬の色が消えてしまったのですね。



果物や野菜で調べてみましょう。


  1. コップ半分程度の水にうがい薬を20滴ほど加え,薄めのうがい液をつくります。
  2. 用意した果物や野菜から果汁をしぼりだしたり,すりおろしたり,塩もみするなどして,しぼり汁を取り出します。市販のジュースを使ってもよいでしょう。
  3. 1. に 2. を少しずつ加えてみましょう。

うがい液の色は変わりましたか?
色が薄くなったり,消えたりすれば,ビタミンCを含んでいたと考えられます。



説明

 この実験で使ううがい薬の色は茶色っぽいですね。これはヨウ素の色なのです。ビタミンCはヨウ素にはたらきかけてその色を消すのですが,ヨウ素がなくなったわけではありません。オキシドール(消毒薬)があれば,色が消えたうがい液に数滴加えてみましょう。しばらくすると,もとの色にもどってきます。

 ビタミンCは私たちの健康にとって大事な栄養素です。ストレスや疲れをやわらげたり,病気の予防につながったり,肌を白くしたりと多くのはたらきがあります。

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