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【京都市青少年科学センター】

頭骨標本づくり

頭骨(ブタ)の手に入れ方

 頭骨を手に入れるといっても,ペットなどの遺骸は利用しにくいものです。そこで,簡単に手に入るのは食肉用のウシやブタの頭骨となります。ウシは大きくてゆがきにくいので,ブタがおすすめです。京都では中央卸売市場第2市場内(副生物卸共同組合)で,頭骨1個が600円(平成9年9月現在)で手に入れられます。

頭骨標本の作り方

 ある資料によると,薄い水酸化ナトリウム水溶液でゆがいて除肉するように書いてありますが,濃度やゆがく時間が難しく,頭骨の細かい部分がぼろぼろになるという失敗を繰り返しました。そこで私なりの頭骨標本作りをまとめました。

  1. 工作ばさみ,カッターナイフなどを使ってできる限り除肉をします。
    (メスや解剖ばさみは返って扱いにくいようです。)
  2. なべ,空缶などに水をはり,頭骨をゆでます。この時,脂肪が多量に出ますので台所用の中性洗剤を加えます。
  3. 肉が柔らかくなってきたらピンセット,歯ブラシなどを使って,残っている肉や眼球・脳などを取り出します。脳は脊髄 が通っている穴からピンセットを入れ,崩すようにして取り出します。
  4. 大体取れたら水をかえて,脂抜きと除肉を行います。この作業を数回繰り返します。細かい部分の肉が取りにくい場合はごく少量の重ソウを加えてください。
  5. 肉がすべて取れたら,なべの水にオキシドール(3%過酸化水素水)を加えると頭骨が真っ白になります。
  6. 歯ぐきの肉が取れて歯が抜けることがありますので,なべの底を探してください。歯は元の場所にきちんと収まりま すので,間違えることはまずありません。このまま歯を固定するには,水で薄めた木工用ボンドを用います。
    (私はわざと犬歯を1本位固定せず,教材として活用しています。)
  7. 骨が欠けたら木工用ボンドで補修します。頭骨がもろい場合は同じく水で薄めた木工用ボンドを頭骨の表面に塗っておきます。

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