平成25年度 実施計画

1 研究の内容

 生徒にとっても教職員にとっても手を伸ばせば,そこに本も新聞もPCもあり,必要な情報が取り出せる環境をつくる。本校における現在の図書館所有登録本は7000冊弱であり,学級数から見た標準冊数の6割程度であり,様々な学習が図書館にて行われるためには本が不足している。そこで,タブレット型PCと本を併用することにより,次のような学習をより確かなものとし,生徒の学習の未来を創造したい。タブレット型PCと本を併用することで,資料として古いデータを発見することができ,本の更新にもつながる。
(1)ブクログ(booklog:新しい本に出会えるブックレビューサイト)にて学級文庫作成,他校と交流
 @図書委員が図書館でお薦めの本を探す。Aその場でブクログにてその本のレビューを見て紹介文を作成する。Bブクログでオリジナル本棚を作成し,学級文庫とする。C学級文庫の本を読んでいる生徒は感想やお薦めをブクログに記録しておく。これを重ねると読書感想文にもなる。生徒は他学級の文庫のレビューも見ることも借りることもできる。また,ブクログにて他の学校と交流も可能。図書館を映しながらのテレビ会議もできる。本好き生徒同士が交流することで質が深まり,互いの学校にてニーズの高い本を知り,自校の配架に活かすことができる。
(2)教科の授業
 生徒は様々な教科等で,学習方法や学んだことの活用方法を習得している。1年生の国語の教科書には,「本と出合う」という教材がある。この教材を扱うことを手始めに,他教科においても,時には図書館で授業を行う。生徒は,本やPCの辞書機能,様々なソフトなどを使って教科書を補完したり,自ら調べることで学習への意欲や関心を高めたりするといった教育を受けている。タブレット型PCと電子黒板との連携により,生徒がタブレット型PCに記入したことが電子黒板に表示でき,生徒相互の考えの交流も可能になる。これまでなかなか授業についていけなかった生徒や授業に飽きてしまった生徒が,これまで以上に集中して参加するようになったり,発言が苦手な子どももタブレット型PCを使うことで,頭の中で考えていることを表現しやすくなることも期待できる。こうして身に付けた力を(3)の探究活動に活かし,さらなる学習効果を高め,「教わる」から「学ぶ」へと生徒の意識を変えるきっかけとなるものと確信する。タブレット型PCにて個々の生徒の学習履歴を取ることができれば,個々の生徒の理解度が把握でき,補充学習にも大いに役立つことになる。
(3) 協働型学習
 下鴨中学校での「現在の学び」が「将来の自分」にどのように関わるのかを意識させ,主体的に学ぶ姿勢を育てることが大切である。「自分で考えて,周りの人と一緒によりよい答えを見つけ出す力」を育てるための協働型学習を実践する。各教科や総合的な学習の時間における様々な学習機会をとらえ,課題解決型,思考支援型の学習形態を模索していく。
 下鴨中学校は,基礎的・基本的な知識・技能を身に付けている生徒が比較的多い現状にある。変化の激しいこれからの社会を担う生徒が身に付けた基礎的・基本的な知識・技能を活用し,様々な問題に積極的に対応する力をつけるため,図書館での参考書籍とタブレット型PCの双方を関連させ,楽しみながら意欲的,効果的に活用することにより,生徒が物事を順序だてて考える力を身に付け,主体的・自発的,協働的に学習に取り組む学習意欲を高めさせ,質の高い学びにつなげていきたい。

2 研究の実施体制

研究推進会:校長・教頭・教務主任・研究主任・学年主任 全体会 教科会:各教科1〜5名
−−−−− 研究部会:研究主任・研究副主任等・図書主任 授業研究:
・教科
・総合的な学習の時間
−−−−− 教科主任会:研究主任・各教科・総合的な学習の時間主任

3 実施時期・スケジュール

○キャリア教育
 本校図書館にある職業に関する様々な書籍とタブレット型PCを併用する。
 学年:2年
 時期:10月〜11月 チャレンジ体験前後
 内容:社会や会社でそれぞれの役割を担うために,必要な能力・求められる姿勢について考える。
 職業体験で自分が体験する職業の役割や仕事内容,その仕事に必要な能力を考える。
 自分にとって大切な言葉を探すことを通して,自分の生き方・行き方に関する価値観に気づく。

○協働型学習(ジグソー学習)
 時期,教科とも未定

京都市立下鴨中学校