京都市立小栗栖小学校

〒601-1462 京都市伏見区小栗栖森本町47-4 TEL: 075-571-7632 FAX: 075-571-6404


実施計画

平成25年度 実施計画へ

1 研究の内容

 学校図書館に係る取組に関する研究テーマを「豊かな心と学びを育む学校図書館をめざして」とし,児童が自ら学ぶ「学習・情報センター」としての機能と,豊かな感性や情操を育む「読書センター」としての機能を合わせもつ「メディアセンター」としての学校図書館の充実に向けて取り組む。
 本校では,平成23年度末までに今後の「読書センター,学習・情報センター」として学校図書館を運営するにあたり,学校指導課向井専門主事から専門的な助言や指導を受けながら,2室並びの図書室を読書センターとしての位置づけである「図書室1:読み物学習」と学習・情報センターとしての位置づけである「図書室2:調べ学習」として教職員・PTA図書ボランティア・児童らで改装し,新たな運営を平成24年度から本格的に開始している。また,これまでからも学習・情報センターとしてコンピュータ室を利用し,総合的な学習の時間において情報源のツールとしてコンピュータを活用してきた実績がある。
 その経験の中で,例えば,インターネットの利用では目的にたどり着くまでに書籍で調べるより時間を要する場合があるなど,コンピュータだけに頼り切っての学習は進めにくい点が多く,図書室の書籍を使用しての学習活動も必ず併用しているのが近年の状況である。新たなツールとしてタブレット型PCを設置し,書籍とコンピュータを同じ部屋で利用できるようになったことで,学習活動がスムーズに行え,資料の検索や比較等も容易にできる環境が整うと考える。
 どの学年の児童にとっても,タブレット型PCの携帯性に優れている点を活用し,図書室内だけにとらわれず読書活動や学習活動もタブレット型PCを用いて実施できる。操作が容易である点を考えれば,低学年のタブレット型PC利用した図書室利用も増えると期待できる。

〔タブレット型PCの活用例〕
* これまでのようにインターネット環境を利用して「調べる」ことができる。これまでのコンピュータ利用時よりも,「早く・簡単」に誰もが利用できるのが大きな利点である。また,持ち運びがこれまでのノートパソコンより容易であるため,場所を変えての使用もできる。
 具体的な学習例を示すと,本校で取り組んでいる総合的な学習「多文化共生教育」においてある国を取り上げ図書室に調べに行く場合,書籍で調べている時に不明な点を見つけ,タブレット型PCで検索し,さらに具体的に理解するといった具合である。これまでのコンピュータと違い指でのタッチ操作なので書籍を扱うように利用できるので,子どもたちにもより扱い易く活用が進む。
* 本校では朝の帯時間の学習課題として,全学年で朝の読書活動に取り組んでいる。また,国語等の教科学習において課題図書を読むなど,全校児童が本に接する機会も多い。課題図書を読む場合,同じ書籍が複数必要となるが,タブレット型PCを同時に使用し,複数の同じ書籍として使用することができるので,図書室だけでなく教室においても読むことができ,活用範囲が増える。また,タブレット型PCでは書籍の内容をデータで取り込むため,学年に応じての内容変化にも対応しやすいので,購入や他の図書館で借りるなどの対応をではなく,必要な書籍の準備がこれまで以上に容易になる利点も大きいと考える。
* 事典や辞書利用としての活用が挙げられる。学習場面において図書室や教室で辞書や事典を利用する機会がある。タブレット型PCに内蔵されている事典や辞書としての機能だけでなく,インターネットの利用による調べ学習の機能を活用することができるので,学習の内容や授業の形態で書籍との使い分けを実施しできる点が有効であると考える。
* 理科や社会の学習などの活用では,書籍で調べる以上に動画や音声といったツールがタブレット型PCでは,容易に利用できる。例えば,理科学習で秋の虫を見つけた場合,これまでであれば図書室の昆虫図鑑を見て名前等を調べるわけであるが,タブレット型PCを利用すれば鳴き声を聴いたり,動く姿を動画で見ることがこれまでのコンピュータの操作より簡単にできるなど,よりリアルタイムで大きな感動を得ることができる。このような学習効果は,本校教育の柱のひとつに位置付けている「多文化共生教育」や「生活向上」においても期待している。先ほどの映像や音声の機能は大変有効であり,毎年実施しているゲストティーチャーを招くことに匹敵する効果が期待できると考えている。
* タブレット型PCの持ち運びが容易でカメラや音声等の記録機能が扱いやすいという特性を生かして,活動(インタビュー・探検活動・体育実技等)を広げていく。
* 小学校・中学校で同じ機種を使用していると言う利点を生かし,小中間の学習のスムーズな移行とともに,交流を活発化する。
* これまでも公立図書館と貸出や読み聞かせの取組での連携を本校では実施しているが,ICT環境の整備により,データ等のやり取りを学校と公立図書館との連携で行うことができるようになれば,より早く豊富な蔵書量を誇る公立図書館から,必要な書籍を確実に入手(データ)でき,タブレット型PCで読んだり調べたりできる環境が整う。

2 研究の実施体制

・学力向上委員会を中心に図書主任・教育メディア主任を含め,活用の推進役を担う。
・校内研究(算数科)において,授業改善と児童の課題解決の支援ツールとして積極的に取り入れる。
・総合的な学習の時間における検索・発表等のツールとしての活用を充実・発展させていく。
・若手・中堅道場の研修テーマとして取り上げ,自主研修を進める。
・ホームページ等において活用例の情報交換を行うことで,活発な活用を図り,研修を進める。

3 実施時期・スケジュール

○6月初旬  6年 総合的な学習の時間「早ね・早起きのひみつ」 (←校内 自主研修会)
        検索(書籍とPC)・プレゼン資料作成と発表交流

○9月初旬  5年 体育科「マット運動」
        写真や動画撮影・自己の振り返りとグループ交流 (←校内 自主研修会)

○9月中旬  4年 社会科「安全なくらしを守る」 (←校内 自主研修会)
        写真撮影と交流・検索(書籍とPC)・まとめ

◎12月初旬  5年 総合的な学習の時間「多文化共生教育」 (←自主研究発表会:他学年は算数)
        検索(書籍とPC)・プレゼン資料作成と発表交流

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