平成25年度 実施計画

1 研究の内容

 児童の情報活用実践力を育てるために,学校図書館のメディアセンター化を図る。具体的には,調べ学習専用の図書館と読書専用の図書館を設ける。前者には,タブレット端末を常置するとともに,ICT機器の充実を図り,探究的な学習だけでなく,情報発信にも資する図書館に改造する。後者は読書専用の図書館として読み物資料の充実を図る。
 調べ学習専用の学校図書館では,国語科や社会科,理科,総合的な学習の時間を中心に,調べ学習での情報収集の手段の一つとしてタブレット端末を活用していく。インターネットを使っての検索,図鑑のアプリや「ポプラディアネット」のようなオンライン百科辞典等を使い,学校図書館にある図鑑や本などの図書資料と合わせて,調べ学習を進め,情報収集力,情報活用能力の育成につなげていく。図鑑アプリやWeb上の百科辞典は,従来の図書資料としての図鑑や書籍とは違い価格が比較的安いという点や,物理的な場所をとらずに,タブレット端末の台数分の図鑑が用意できるという点で優れている。児童一人当たりの図鑑・百科事典の数が増えることにより,児童一人ひとりが課題解決のための情報収集の充実につながる。さらに,デジタル図鑑特有の画像や動画,音声などのデジタル資料も有効に活用することで,より印象深く理解を深めることだけでなく,調べてまとめたことを効果的に発信する力にもつなげていきたい。
 また,パソコンでのマウス操作やキーボード入力とは違って,タッチパネルによる直感的な操作ができるタブレット端末の特性を生かして,低学年からでもデジタル図鑑やインターネットを活用した調べ学習が進められるかどうかも検証していきたい。
 以上のように調べ学習において有効に活用していくためには,学習に必要になってくる資料を事前にWeb上より集めておく必要がある。そのためにも司書教諭との連携を図り,図書資料と合わせて,活用できるアプリやWeb上の有効な資料収集を行っていく。さらに,デジタル機器の利用やネットワークの利用を正しく安全に行うためにも,情報モラル指導の充実も図っていき,タブレット端末活用を通しての情報モラルの実践力を身につけていくことも視野に入れた研究を進めていく。

2 研究の実施体制

 校内組織としてICT部会を組織し,タブレット端末活用の実践事例の蓄積を進め,校内に広めていく。また,今年度の本校の研究テーマにおいても,ICT機器の有効活用が挙げており,研究部との連携を図りながらタブレット端末活用の校内研修も進めていく。そして,司書教諭との連携を図り,有効に活用できるアプリやオンライン百科事典,Web上の資料等を検索・整備し,学習資料の充実を図る。

3 実施時期・スケジュール

平成26年2月7日 研究発表
 国語科を中心として,情報活用能力を育成するために,学校図書館・ICT機器を活用した学習活動
 全学年(1〜6年各学年),4組(育成学級)

京都市立錦林小学校