花崗岩は、黒雲母、石英、長石が集まったものです。
花崗岩は、地下深く(少なくとも地下5Km以上)でマグマが固まったものです。

比叡山地の花崗岩は、約8千万年ほど前に堆積岩の中に入りこんだものです。
それ以来風雨にさらされ上部の堆積岩は削り取られついに花崗岩が露出しました。

露出した花崗岩は、サイコロ上の立方体に割れる性質があり、さらに岩石を作っている黒雲母は、いち早く風化され易く全体の風化が進行し易くなります。

風化した土砂が、河川に運ばれ、粘土化した黒雲母の部分は水流で流され、白っぽい石英・長石の粒子は河床に残ります。

こうして白川砂とよばれるきれいな庭園用の砂も作られるのです。

白川の名称もこのことからつけられました。

銀閣寺の庭園                          風化した花崗岩