1学期の活動

まず、今回の人権に関する総合的な学習の取り組みを進めるにあたって扱うテーマについてどの程度まで学習を深めるのか、110時間という限られた時間の中でねらいが保障できる活動との兼ね合いを考えた。

そもそも人権については、1学期やったから1年間やったからそれでよしといえる問題ではなくその人が一生涯かけていつもどこかで意識し感覚を磨きながら取り組むべき問題であると考えている。

人権について良く耳にする割には、具体的事例をもとにして自分なりに、「人権とは〜だ」といえるような「であい」を大切に1学期の活動を進めてきた。

まず自分にとって人権とは何かについてウェービングをしながら意見をまとめた。

次に身近な人や地域の人からも人権について聞き取りやアンケートをしながら徐々に人権とは何かについて考える材料を集めていく活動をした。

その資料をもとにみんなで情報交換をして話し合いをした。

その上で人権に関する問題にはどんなものがあるのかについてインターネットなどを使って調べた。

それらの結果をもとにして、幅広く意見交流をしていくこと・とりわけ家庭でも話題にしして日常的に取り組んでほしいことをねらった「人権トーク」をした。
ここでは教師や保護者と一緒に話し合い活動ができた。(指導案参照

その後立命館大学国際平和ミュージアムや大阪人権博物館などに社会見学に出かけて資料やガイドの方との「であい」を通してより実感的に人権についての認識を深める活動を進めた。
思い出のページに詳細参照

また並行して松原市立布忍小学校の児童と交流しながら平和と人権について関わりを考えながら学習を深めた。