生き方を学び合う立志式
 
 
大人の仲間入りとなる昔の「元服」にならっているとも、孔子の論語「吾十有五にして學に志す」に由来するとも言われている「立志式」を、本校では平成14年度から二年生を対象に実施している。二学年での職場体験学習を踏まえ、三年生への進級を控えた時期に、自分の進路や生き方について考え、お互いに学び合う機会として、大きな意味をもつ取組となっている。当初は、二年生が決意を述べる式そのものは二年生だけの参加とし、第二部の講演を全校生徒が聴くという形式であったが、平成17年度からは、立志式から全校生徒が参加し、学び合う形式を取り入れた。
 
1 ねらい
 
中学二年生一人一人の生徒が、自分の将来に夢や希望を抱き、志を立て、目的意識をもった生き方を考える機会とさせる。
 
2 内容
 
(第一部)立志式(入場、校歌斉唱、式辞、激励の言葉、作文発表、講評)
 
(第二部)講演(社会で活躍する先輩の話から学ぶ)
講師 平成14年度  乙武洋匡氏
平成15年度 北桑田高等学校自転車部 河原林あつし君、石浦和典君
声楽家 佐野よしこ氏
平成16年度 立命館大学アメリカンフットボール部 内田 聡氏
平成17年度 「夢を大切に」
株式会社キイストン社長 細見昇市氏
平成18年度 「大志を抱いて世界へ」
国際連合大学コーディネーター 佐々木宏氏
 
3 評価(成果、課題)
 
立志式の取組を通して、生徒は自らのこれまでの生き方を振り返り、今後自分の夢に向かって力強く歩もうとする姿勢を育めた。
生徒達は今後の生き方について考えることができたが、実践に結びつくための指導や支援の工夫が必要である。