平成20年度入学式                  
本年度の入学式は4月7日、ようやく咲き始めた桜の祝福を受け、多くの来賓や保護者の方々が見守って下さっている中で挙行することが出来ました。京北地域の3つの小学校から51名の新入生が、希望に胸をふくらませ本校の一員としての生活を始めました。 校門
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誓いのことば
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わたしたちは、今日から伝統ある周山中学校の生徒として第一歩をふみだしました。
今、中学校生活に対する大きな期待に胸をふくらませています。
小学校では、友達と共によりよい学校を築くためにはげまし協力し合いながら、最高学年としての自覚と責任をもち、学習や児童会活動にがんばってきました。
中学校では、小学校で学んだことを生かしながら、
「おたがいを信頼し、認め合うこと」
「何事にもチャレンジすること」
を大切にして、一歩一歩確実に歩んでいきます。
大勢の仲間と協力し合い、周山中学校の生徒としての誇りをもち、目標をもって自分自身をさらに高めながら、成長していくことを誓います。
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校 長 式 辞
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 周山廃寺の桜の蕾もふくらみ、春の訪れを感じさせる今日の良き日。 平成二十年度第四回入学式の挙行に当たり,ご来賓の皆様,保護者の皆様には,公私ともご多用の中ご出席を賜り,誠にありがとうございます。高いところからではございますが,まずもって厚く御礼申し上げます。
 さて,五十一名の新入生の皆さん,入学おめでとうございます。京北の三つの小学校を卒業し,今日から皆さんは,周山中学校の生徒として新しい学校生活をスタートすることになります。制服に、身を包んだ皆さんの姿を見ていると、希望に胸ふくらませ、その瞳は輝き、今日から中学生!よし頑張るぞ!という意気込みが伝わってくるような気がします。これからの三年間は、大変なスピードで心も体も成長していきます。私たち教職員は、皆さんが健康で心豊かに成長していってくれることを願っています。
 この京北の地は、豊かな自然と伝統・文化に育まれ、『山に良材、里に人材』を人づくりの合言葉として発展してきました。その間、本校でも校訓である「英知・敬愛・勤労」の精神は先輩から後輩へと代々受け継がれ、本校のよき伝統として築き上げられてきました。
 皆さんの中学校生活の出発に当たり、本校の校訓に照らし、こんな生徒になって欲しいという願いを、三つに絞って話します。
 一つ目は、夢を大切にし、失敗を恐れず何事にもチャレンジできる生徒になって欲しいということです。
 そのためには、今、自分が何をなすべきかよく考える力と、正しい判断力と行動力が要求されます。それらの力を付けるためには、自らが積極的に学ぼうとする意欲が必要なのです。先生から『教わる』という受身の姿勢ではなく、目標を掲げ、自ら課題を見つけ、主体的に学んでこそ本当の生きて働く学力が身に付くのです。
 二つ目は、郷土や自然を愛するとともに、人権を尊重し、誠実で思いやりのある心豊かな生徒になって欲しいということです。
 人は誰でも幸せになりたいという願いを持っています。学校に行ったら「楽しい学校生活を送りたい」「勉強が分かりたい」「みんなと仲良くしたい」こういった願いは自分の願いであると同時に、みんなの願いでもあるのです。
 安全で楽しい学校生活を送るためには、何でも自分中心でなく、相手の気持ちを考え行動することが大切です。
 学校生活の中でお互いにつらい思いや悲しい思いをしたり・させたりすることがないようにみんなで気をつけ、心配りができる生徒になって欲しいと思います。
 三つ目は、心身ともに健康でたくましく、勤労と責任を重んじる生徒になって欲しいということです。
 健康は人間生活の土台です。いくら能力や才能があっても、健康でなかったらその力も十分発揮することができません。特に中学校の三年間は、自分でもびっくりするほど、体や心がぐんぐん伸びる時期です。これからの三年間で、自分の一生を支えるための強い体と心を養ってください。そして、互いに自分を語れる友達を作って卒業していってほしいと思っています。
 以上、三点、このことを頭において、立派な中学生になってくれることを願っています。
 「初心忘るべからず」という言葉があります。今の感激や心構えを忘れることなく持ち続けてください。
 後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子たちのご入学誠におめでとうございます。本日から三か年の間、五十一名のお子たちをお預かりいたします。
それぞれの子たちが、みんな輝いて成長していってくれるよう、教職員一同、誠心誠意、努力してまいりたいと考えております。何卒、保護者の皆様方の深いご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 それでは、新入生の皆さん、はばたく未来へ向かって,皆が夢をつかむことができるよう,そして一人ひとりが輝くよう,皆さんと教職員がお互いの手を取り合って,一丸となって「こころのふるさと 周山中学校」を創っていきましょう。
 以上を持ちまして式辞と致します。