【人権月間の取組から】
12月は「人権月間」でした。本校の大和大路通側玄関に,「世界にひとつしかない一人一人の命 自分も人もいっぱい輝かせたい。」の看板が12月中掲げられ,道行く方々に人権を守ることの大切さを訴えました。また,本校では12月4日(月)から8日(金)の1週間を「人権教育週間」を定め,各学級で人権に関する話し合いをしたり,人権の大切さを学習する機会を特別にもったり,保護者の方々と人権に関する懇談会を開いたりしました。
12月4日(月)の朝会では,校長先生から子どもたちに「人権月間」の由来や一つしかない一人ひとりの命の大切さ,弱い者いじめをしてはいけないという話がありました。続いて12月11日(月)の児童集会では,図書委員会の子どもたちから人権に関するみんなに読んでほしいお薦めの本の紹介がありました。その後,各学年の代表2名が舞台に上がり,「友だちの話をしっかり聞いてあげる」や「人がいやがることを言わない」,「お互いの心を傷つけないように優しく接する」等,友だちと仲よくしたり,人権を守ったりするためのめあてを発表しました。発表をする子どもたちも,発表を聞く子どもたちも,「一人一人の命を大切にする新道校の子ども」をめざして,真剣に話したり,聞いたりして「人権の大切さ」を考えていました。
大和大路通側の児童通用門を入った突き当たりにある「新道の木」には,人権教育週間に学級で話し合って,子どもたち一人ひとりが考えた人権を大切にするための「めあて」を書いた短冊が掲示されました。相手の立場や気持ちを考えたり,思いやりの心をもって相手に接したりする,「優しさがいっぱいあふれた72人の新道の子」の作品でした。また,「クラブの広場」には,保護者の方と子どもたちで作った「はかれません 命の重さ 大切さ」や「やさしくしてくれる あなたが大すき」などの「親子で作る人権標語」が20点近く掲示されました。
【しごと体験】
12月13日(水)に,京都府精華町の関西文化学術研究都市にある「私のしごと館」へ,4年生が「しごと体験」に出かけました。当日は学校出発が午前8時丁度とやや早く,京阪電車,近鉄電車,バスを乗り継いで約1時間で,「私のしごと館」に到着しました。
到着するとすぐにガイダンスルームに通され,日程や館内の紹介,館内での約束などを聞きました。話を聞き終わると,すぐに広い館内を通り抜け「しごと体験」に出発しました。「しごと体験ゾーン」に到着すると,「西陣織」,「京くみひも」,「サンドブラスト工」の3つのグループに分かれて体験活動が始まりました。
「西陣織」は,カラフルな「クダ」と呼ばれる毛糸を巻いたもの2本を使って,幅15cm,長さ25cmのテーブルセンターを作る体験でした。ミニ手機を使って,踏み木を踏んで緯糸を通していく西陣織の基本である「平織り」の手法を学びました。踏み木を踏む力と緯糸を通したり,整えたりすることが少し難しかったようですが,規則的な作業の繰り返しを上手に行い,カラフルな美しいテーブルセンターを作り上げていました。
「西陣織」の体験
「京くみひも」は,組み上げ台を使って江戸打ちという組み方で,携帯ストラップを作る体験でした。6種類の組み合わせから好きな台を選んで,糸を組み上げていきました。糸が巻かれた玉を規則通りに動かすことで色糸が組み上げられていくので,くみひもの奥深さや楽しさを体感することができ ました。リズムよく組んでいくと思った以上に早くくみひもは完成し,携帯ストラップへの仕上げは指導員の方にしていただきました。使いやすそうな携帯ストラップが出来上がりました。
「京くみひも」の体験
「サンドブラスト工」は,ガラス製品を始めアクリルや金属,陶器,石材の他いろいろな素材に彫刻を施す仕事の体験でした。今回の体験では,細かい砂を吹き付ける「サンドブラスト」という技法を使って,絵柄や模様,イニシャルなどの彫刻を施したオリジナルグラスを製作しました。ピンセットを使って行う細かい作業が続きましたが,子どもたちは真剣に作業に取り組み,美しい彫刻が施されたオリジナルグラスが出来上がりました。
「サンドブラスト工」の体験
これらの体験はどれも1時間程でしたが,製作の体験だけでなくそのしごとの歴史や用具の説明・仕組みなどを聞いたり,出来上がった作品を発表し合ったりしました。この仕事体験は,新道校の子どもたちの行った3つの体験の他に,湯飲みに好きな絵や文字を絵付けする「京焼・清水焼」の体験や,刷毛で彩色して友禅のハンカチを制作する「京友禅」の体験など,15種類 の伝統的工芸品のしごと体験がありました。また伝統的工芸品のしごと体験の他に,「新聞記者」や「美容師」,「服飾デザイナー」,「声優」,「消防官」等たくさんのしごと体験もでき,体験ゾーンはしごとを体験する小中学生で大賑わいでした。
「体験ゾーン」の様子
しごと体験が終わると昼食をはさんで約1時間,館内にある「しごと探索ゾーン」や「しごと歴史未来ゾーン」,「じぶん発見ゾーン」の見学を行いました。「しごと探索ゾーン」は,暮らしを支える多種多様な職業(技術・技能)や仕事の組織プレーを体感することのできるゾーンでした。特に,海底で働く人々や地中で働く人々のコーナーは,普段の生活では目にすることができない環境での仕事ぶりが体感できるとあってか,大人気でした。「しごと歴史・未来ゾーン」は,仕事や職業がどのように変化したのかを知り,未来の働き方を考えるゾーンでした。暮らしを支えてきた人々の働き方の変化や,近未来が求める仕事像などのコーナーがありました。また,「じぶん発見ゾーン」は,自分自身のこれからの仕事や働き方について,手がかりを探すゾーンで,夢を追い続け,職業を通して夢を実現した人々のメッセージやタッチパネルがあったり,自分の関心や興味からどのような仕事が向いているのか進路のヒントを与えてくれるコーナーがありました。
じぶん発見オリエンテーリング
子どもたち一人ひとりは今回の「しごと体験」を通して,ものを作ることのすばらしさや,様々な仕事に接することを通して仕事に興味を持ち,自分の将来について想像をたくましくしていたものと思います。
2月13日(火)〜16日(金)の4日間,2月の恒例になっています「作品展」を開催する予定です。この作品展におきましては,児童の作品のほか,保護者のみなさまや地域のみなさまの作品も,展示するコーナーを設けます。絵画・書・立体作品・手芸作品など,ジャンルは問いませんので,出展していただける作品がございましたら,2月7日(水)までに学校へお届けください。「作品展」の詳細につきましては,後日お知らせします。