「人権月間」によせて
学校長 上川 恒雄
私たち新道小学校教職員一同は,21世紀を力強く生き抜いていかなければならない新道小学校の子どもたちに,人を大切にし,人を差別しない人権意識と実践力を育てたいと考えております。ところが,「人権」という言葉は児童にとっては分かりにくい概念のようです。そこで,本校では毎月10日を「こころの日(人権の日)」として取り組み,月ごとに主題を設定して,「人権」は人が生活していく上で,身近でありとても大切な物であるという認識を育てる取組を行っています。
とくに今年の12月は,ちょうど60年前の1948年12月10日に,第3回国連総会において世界人権宣言が採択された記念すべき月でもあります。(その後1950年の第5回国連総会において,毎年12月10日を「人権デー」として,世界中で記念行事を行うことも決議されています。)
子どもたちの遊びの中では,以前に比べて人権を高揚するものが少なくなってきています。都市環境が悪くなり,子どもたちがのびのび遊べる場所が減ったことも原因の一員ですが,それ以上の原因と思われるものがゲーム機の普及にあるように思えてなりません。バーチャル(疑似体験)の世界で,スポーツをしたりすることならまだしも,果てはバトル(戦い=傷つけあい)ゲームが主流になってきているのは問題です。ゲームでは,自分がやられても,相手が死んでもリセットして再びゲームをすることができます。ところが実生活ではあり得ない感覚です。あくまでも節度を持って子どもたちに与え,遊んでほしいものです。
学校では,具体的な体験を通して人権を身につけてほしいと取り組んでいます。相手を尊重する便利なツールとしての「あいさつ」をしっかりすること。友だちの名前を呼びすてにしないで呼ぶこと。次に使う人の立場になって,トイレのスリッパを揃えること。等々,思いやりを持って,お互いの人権を大切にする子どもの育成を目ざしています。人権月間のこの機会にご家庭でも人権について話題にしてみてください。
平成20年12月 1日 |
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子どもの成長と「居場所」
学校長 上川 恒雄
温暖化のためか,野山や街路樹が鮮やかに色づくのはもう少し先のような気配ですが,年賀状が発売される時期になり,改めて時の過ぎゆく速さを実感させられます。
さて,先月は4年生の「みさきの家」(2泊3日),5年生の「山の家」(4泊5日)の野外体験活動を無事に実施することができました。いずれも活動を終えると,一回りも二回りも成長した子どもたちをみるにつけ,日常の学校生活では学習できない貴重な体験が子どもたちの成長のバネになっていたと実感しているところです。関係の保護者の皆様にはご協力いただきまして本当にありがとうございました。
とくに5年生の「山の家」では,統合予定の他校の子どもたちとの生活でしたので,事前に顔合わせはしておりましたが,五日間の生活がスムーズに運ぶか心配しておりました。しかし,子どもたちの順応は早く,すぐに生き生きと活動を始めてくれたことに安心をいたしました。
それらの野外活動で感じたことですが,長い時間とどまるところには,その子どもなりの「居場所」が必要です。その居場所の条件は,まずは安心できること,信頼できることです。つぎにそこで役割があること。そして適度なコミュニケーションがあること。さらに存在感が得られること。最後に逃げ場所があり,困ったときに相談できること。等ではないかと思います。今回の野外活動ではまさに,子どもたちの「居場所」が安定していたことが,子どもたちの成長に繋がり,野外活動がうまくいったものと思います。
さて,子どもたちの「居場所」は山の家だけではありません。学校や家庭,地域などでも同様です。山の家での子どもたちの成長から,学校での快適な居場所を再確認したいと思います。ご家庭でも振り返っていただけるとありがたいです。
平成20年11月 1日 |
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「行事が節となり,行事で育つ子どもたち」
学校長 上川 恒雄
雨のため延期した9月24日(水)の運動会には,早朝よりたくさんの方々にご来場いただき,子どもたちの懸命のプレーに,あたたかい声援を送っていただき誠にありがとうございました。
今後,秋から冬にかけては,1年の学校生活の中でも大きな行事が毎月のようにあります。9月の運動会に始まり,10月になると4年生・5年生はそれぞれ,宿泊を伴う野外体験活動があります。11月には学芸会,12月にはマラソン大会,その他学年による行事もたくさん予定されています。
子どもたちを見ていますと,最初の準備や練習の間は自信なさそうにおそるおそる行っていたものが,それぞれの担当の先生の指導のもと,だんだん慣れていき自分なりのものにみごとに仕上げていきます。そして一つの行事をこなすたびに,段階を一段ずつ上がるごとく,本番では自信に満ちあふれ,堂々とした姿を見せて,大きく成長していく様子が見られます。
係活動などを通して,責任のある立場で,分担した仕事を果たした経験が多ければ多いほど,個々の人生の生きる力になっていくものと思います。行事によって子どもたちみんな,大きくなったなと感じ,良い体験に勝るものはないと思うこのごろです。
平成20年10月 1日 |
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「思いやりのある,やさしい子に」
学校長 上川 恒雄
33日間という長い夏休みが終わり,子どもたちが再び学校へ元気に戻ってきてくれました。学校はお休みでしたが,この間PTAや地域の皆様による様々な行事により,子どもたちは一段と地域への理解と愛着が増し,地域で活動する喜びを味わったことと思います。ひいては,子どもたちのその喜びが,新道の未来の担い手となる原体験となったことと思います。PTAや地域の関係者には,厚く御礼申し上げます。
さて,授業が再開されましたが,学校は言うまでもなく,勉強をするところです。子どもたちみんなが賢く健やかに成長するところです。教科の学習ももちろん大事ですが,仲間との社会生活も重要な学びの一つです。
私は今年度当初の入学式,始業式,幾度かの朝会等で,ずっと子どもたちに言い続けているのは,「友だちと仲良くするためにはどうすればいいのでしょう。それは「相手の気持ちになって,人を大事にすること」ということです。それを最も簡単に実行できるのがまず「あいさつ」です。相手を認め,「今日一日お互いがんばろうね」という気持ちをこめて「おはよう」という朝の挨拶で,簡単にできるのです。「ありがとう」「ごめんね」「さようなら」・・・等々あいさつは,とても便利なツールです。と言うことを折に触れ話してきました。ご家庭でもふつうに挨拶が交わせる環境を作っていただき,引き続きご指導をよろしくお願いいたします。挨拶がしっかりできる思いやりのある優しい人になってほしいと願うスタートです。
平成20年 9月 1日 |
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