生活科の学習
かわり合う子ども
子ども達は身近な人,社会,自然と直接かかわることによって多くのことを学ぶ。そこには,多くの発見があり,感動があり,驚きがある。そして,何度も繰り返し活動する中で子ども達は,事実をよくとらえ,考え,子どもなりに意味を構成したり表現したりする。さらに,対象にかかわりを求めて働きかけた時,働きかけた対象からも働き返され,新たなかかわりが生まれる。見る,聞く,ふれる,作る,育てる,遊ぶなどの活動や体験をもとに自分と対象の間に双方向性のある関係を築き上げていける子どもを育てていきたい。
表現する子ども
見る,聞く,ふれる,作る,探す,育てる,遊ぶなどの具体的な活動の中で,子ども達が楽しさを味わうことこそが豊かな表現を生み出すことになる。夢中になったこと,発見や成功の喜び,不思議に思ったことや感動したことは,おのずと豊かな表現になる。豊かな体験から生み出された言葉は,みずみずしく,生き生きとした表現である。また,子ども達は活動の中でさまざまな知的な気付きをしている。それらを言葉や絵,劇化などの方法で表現することによって振り返ってとらえなおし,子ども自身が自覚し,新たな気付きをする子どもを育てていきたい。
認め合う子ども
活動や体験を通し思ったことや考えたことを互いに交流することによって友達の思いや願いを知り,その考えや追求の仕方のよさに気付く。そして,互いに認め合い,よりよい関係がつくられる。そうした信頼関係の中で子ども達は,より活動を深め,周りの人とのかかわりをひろげていくのである。
考え,気付く子ども
自らの思いをもって取り組んだ活動や体験の中で子ども達が実感をともなって得た気付きは,次の活動への原動力を引き出す。さらに子ども達は,自分が気付いたことを自分のものとして表現するようになる。このことは将来において,ものの見方や考え方,感じ方の基礎となる。また,「自分と人,社会,自然とのかかわり」「自分のよさ」「自分の生に気付くことは,周りの環境に支えられている自分,よき生活者としての自分に気付くことである。
このように自分自身についての気付きを深めていくことは,自主的,自立的態度につながる。さらに,かかわった対象のよさにも気付き,愛着をもつ子どもに育てていきたい。
よりよい自分を創る子ども
対象を自分とのかかわりでみるようになった子ども達は,対象と直接かかわることに喜びを見いだし,そこに映し出される自分をふり返り,自分達の生活をより楽しく充実したものにしていく。そして,子ども達は,満足感,成就感をもち,新しい自分に自信をもって自分の生活に生かしていく実践や行動をするようになる。すなわち,自らの学びを創っていくのである。