学校長からのお便り 

新年 明けましておめでとうございます。

 

 
ひとときに 数多の出会い 賀状くる  

 今年の初詣は,諸羽神社と若宮八幡宮に行かせて頂きました。両社ともに,凛とした冷気,そしてお社を囲む木立が厳かな雰囲気を醸し出していました。境内では焚き火がたかれ,その赤い光に照らされた本殿に向かい「音羽の子らが健やかに成長するように。何事にもチャレンジしつづけるように…」と願掛けをしてきました。

 新年,三が日の楽しみの中に年賀状があります。もともとは奈良時代に始まったと言われている「年始回り」が,平安時代には遠方の方々に文(ふみ)として交わされるようになったのがはじまりとか。現在の年賀状は近代郵便制度が整った明治時代から,続くものだそうです。
 皆さんもたくさんの年賀状を交わされたことでしょう。その一枚一枚から送り手の消息を思うのもお正月ならではの楽しみ。いただく年賀状の中でも,かつての教え子や子どもたちからの年賀状を手にすると,ついついじっくりと眺め,「どうしているかな,今年はこんな夢を抱いているのか」と考えたり感心したりしてしまいます。

 さて,音羽の子どもたちは新年,どんな夢を抱いたことでしょう,どんな希望や目標を掲げたことでしょう。ご家庭ではその夢や希望,目標でひとしきり会話が弾んだことでしょう。子どもたちには,その夢や希望,そして目標を是非とも文字に書かせたいものです。できれば毛筆で。それをいつも目に見えるところに貼っておく,同時に,毎日使うノート等の裏表紙にも書き留めておいてほしいものです。いつも目にすることで,常に意識にのぼり,今の自分を振り返ったり,次の行動に移したりすることにつながるはずです。そうすることで夢や希望,そして目標を追い続け,少しずつ現実のものとしてほしいと願います。

 さあ,新年のスタート,そして年度の締めくくりの時でもあります。音羽校では「力を合わせ,個性豊かにたくましく生きる子どもの育成」を学校目標にし,目指す子ども像を

可能性にチャレンジする子ども
 人も物も大切にする子ども
 豊かな心と健やかな体を育む子ども
 考え学ぶ子ども
として,学校教育活動を進めています。

今年一年も,音羽教育伸展のために教職員一同全力を尽くします。どうぞ,保護者の皆様,地域の皆様,お力添えをいただきますようお願いいたします。



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