音羽の自然と歴史その24
【第24回】とんど祭 若宮神社 1月15日
若宮八幡では例年1月15日の早朝6時から,とんど祭が行われています。地域によっては,とんど焼き・どんど焼き・左義長などとも呼ばれている新春の行事です。 若宮さんでは,前日の夕方に境内の一角に,長い竹を何本も組み合わせて,円すい形の囲いが作られました。その中にこの年のお正月にかざった門松や注連飾りを持ち寄り焼くのです。家内安全や無病息災を願う伝統行事です。 |
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今朝は,6時に点火され,神官(宮司さんたち)が祝詞をあげられ,そのあと護摩木を燃やしました。
夜明け前の真っ暗な空に炎が燃え上がり,境内を明るく照らし出しました。炎が大きくなるにつれ,青竹が大きな音を立てて爆(は)ぜました。連続してばんっばんっと大きな音があがると,森閑とした社の木立ちに響き,厳粛な雰囲気を醸し出していました。
夜が明け始めるとたくさんの方々が引きも切らず,注連縄や破魔矢,お札などをもって集まってこられました。
音羽校の1〜3年生の児童も地域に伝わる伝統行事を見学させていただきました。
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追記 この日にはあま酒と焼きもちが振る舞われます。
(記事 Y.T)