ごあいさつ

京都市立小野郷小・中学校長 森 由紀子

    

 本校のある小野郷は,市内中心部より北西に25Km余り,「北山杉」の産地として有名な京都北山の山間部にある,豊かな自然に恵まれたところです。小野郷校は,「準へき地」としてへき地指定を受けている小中併設校です。平成18年4月1日現在,児童3名,生徒6名,合計9名という少人数の小規模な学校ですが,小学校は,今年,創立132年という歴史と伝統のある学校です。ピーク時には,小学校に101名,中学校に77名在籍していましたが,近年,急速に過疎化が進み,今後も就学人口の増加が見込めない状況にあります。そのため,地元自治会では,子どもたちが,集団の中で学べるようにと,平成19年度から,高雄小学校・高雄中学校への通学区域の変更を決断されました。

 そのような状況の中,学校教育目標を「ふるさとに誇りをもって,生きる力を育み,生き生きと輝く子ども」とし,教職員16名が一丸となって,その具現化に向けて取り組んでいます。小野郷の豊かな自然や歴史・文化・産業などを再認識することを通して,子どもたちがふるさとや学校に誇りをもち,どんな時にも自分の力を精一杯発揮し,自信をもって行動できる人に成長して欲しいと願っています。また,今年は,すべての教育活動を「キャリア発達を支援する」という視点で捉え直し,系統付けて,子どもたちが「地域・社会との関わりの中で,生き方を考え,生きる力を育む」ことができるようにしていきたいと考えています。

 その取組の成果を,平成18年11月17日(金)に,「近畿へき地教育研究大会京都大会」の会場校として,また,京都市教育委員会指定「みやこステップアップスクール事業(3年次)」の研究発表として報告させていただきます。研究発表会に,是非,ご参加いただき,ご助言をいただきますようよろしくお願い申し上げます。


小野郷校歌

          一,   雄々しき杉の 情熱を  若き命に 植えついで あふれる力 いっぱいに
                大空高く 伸びようよ   われら励みの    小野郷校

          二,   清きながれの 伝統を  心に強く いだきしめ 永遠に正く うけついで
                共になかよく 進もうよ  われら誇りの     小野郷校


 


学校の概要

本校は京都市の北西部に位置にあり,北山杉の産地として有名です。
校区は小野地区と大森地区の2つに分かれています。

本校の生徒数は,小学生3人,中学生6人です。その内訳は,以下の通りです。

小学生

中学生

1年

2年

3年

4年

5年

6年

合計

1年

2年

3年

合計

0

0

0

2

1

3

3

0

3

6

(合 計 7帯)

学校教育目標

ふるさとに誇りを持って,生きる力を育み, 生き生きと輝く子ども
 (郷土愛・生きる力・自学)             (児童・生徒)

めざす子ども像

  1. 勇   気おもいやりのある,やさしい子
  2. や る 気のびのびと,自分の力を発揮する子
  3. 根   気ごーるめざしてねばり強くやりぬく子
  4. 元   気うちでも外でも力いっぱいがんばる子