地 域 の 概 要

 大原は、自然の風景が美しく、また桜や楓の名所としても古くからその名を知られている。三千院や寂光院等多くの寺院があるのも、大原の里の静寂・幽遂なためであろう。

         
                   三 千 院                           寂 光 院   

 紀貫之や藤原敏行等は、この里に山荘を営んで詩想に耽り、寂超・寂然・寂縁法師は、俗塵を避けて、しばしここに草の庵をむすんだこともある。

 地域には、史跡・名勝が多くあるが、年間200万人とも言われている観光客のほとんどは、三千院と寂光院だけを見て帰っているようである。しかし、日本音楽の源泉ともいうべき来迎院、庶民仏教の発祥の寺として仏教史上きわめて高い研究価値を有する勝林院、その他陵墓・伽藍など、平安末期から鎌倉の初期にかけての史実や文学につながるものも数多くある。

  


 

 昔、大原女の名で紹介された物は薪や炭であって、大原は都の人々の燃料補給地だったことがうかがえる。しかし、今では百井地区で僅かに生産されているだけである。

                         大原女まつりから

                      (以上3枚の写真は大原観光保勝会の提供によるものです)  


 現在大原の名産といえば、しば漬である。柴漬、柴葉漬、しば漬等あるが、内容は概ね同じ物である。しその葉と茄子の塩漬けが基本だが、キュウリやカボチャ、みょうがの花を入れるなどして、それぞれの家庭で工夫された物もある。

  
          ボランティアティーチャー指導のもとに、「しば漬づくり」の実習に取り組む子ども達

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