大原小中学校教育目標

目指すべき子ども像

地域に根ざし、隣接の立地を生かした小中一貫をめざす教育
大原は京都市の観光行政でも"里の風景"保存地区と位置付けられ、名刹三千院、寂光院他の観光名所を有し、主に観光と農業での立地を図ろうとする地域である。しかし、それゆえに市街化調整区域による住宅建設制限があり、近年、若年層の流出が著しく、特に30,40代の小中学生の保護者層の人口が極端に落ち込んでいる。このため、小・中学校の小規模化にも、拍車がかかっている。こうした地域の課題を踏まえ、隣接であることを生かした小中一貫教育を核として、地域の様々な二一ズに応えた学校づくりを進めたい。
《小中一貫プランT 学カの充実 》
(1) 教育課程内
育てたい児童・生徒像を小・中合同で協議し、「9年間の学ぴの連続性」を考えて、教科指導の充実と、小中の人事交流を図る。現在実施している英語・家庭科・体育の他、他教科にも教科担任制を計画的に入れていく。また、児童生徒の個々の学力の課題を把握し、小中教員の情報交換を図る。更に、学力向上に向けての小中合同授業研究・課外学習の違携・共通テーマを設定しての合同研究体制を作っていく。また、9年間を通しての諸検定(漢検は既実施・英検など)他、健康・体力作りの段階的指導を考えている。
また、総合的な学習において、中学校での栽培・交流・環境のテーマと小学校の取組を整理し、9年間での「地域に根ざしたキャリア教育」として、一貫性を持ったものにしていきたい。
(例 教育ファームでの生産活動。野菜・柴漬づくり→朝市での販売→地場産業の研究
高野川水質検査・水生生物の調査→環境学習他→NP0法人"大原里づくり協会"環境部会との連携。
キャリア教育→観光保勝会との連携
H18→出前授業中学校より小学校へ各教員1回、出張授業通年英語3,4,5,6年
H19→出前授業中学校より小学校へ各教員3回、出張授業通年英語3,4,5,6年、家庭科5,6年、保健体育4年
小学校研究発表に向けて中学校教職員の支援、諸検定の実施 漢字検定現在小中合同実施(希望者)
H20→教科担任制算数5.6年、家庭科5.6年、英語3.4.5.6年
出張授業 通年 国語、社会、理科、図工、各1学年 合同授業研究会(全体会各ブロック1 計3回)(ブロック別計6回)
小中合同研究発表会の実施11月14日(予定)全学年公開授業
諸検定 漢字検定、英語検定、算・国全国標準テスト、学習確認プログラム ジョイントプログラム、全国共通学カテスト
各教科ごとに9年間を通してつけたい力(到達日標)を具体的に掲げ、そのための指導法を検討する。
各教科の小中の指導内容の全体像をつかみ、むだな重複を避け、効果的なスパイラル学習は取り入れて、9年間のカリキュラムを作成を完成する。
(2) プログラム教材を使った課外塾
少人数でありながら、個人の学力差は大きい。明日の大原のあり方を考え、伝統文化を支える人材育成には、少なくとも、指導要領に示される学力はどの子にも保障することが必須である。一人ひとりの学力に応じ、基礎学力の充実・発展を図りつつ、自学自習という学習形態の中から、自立した学習習慣をつけられるプログラム教材を考えたい。こうしたプログラム教材を"9年間の学びの連続性"の中に組みこむことで、より高い学習効果が期待できる。
とりあえずのプランは帯時間の「計算タイム」から出発し、軌道にのれば、小学校での"放課後学び教室"や中学校での課外学習に組み込むプロセスを経て、将来的には、教育課程内での位置づけも実現できるよう考えていきたい。なお、現段階では学校側のプランであり、適当なプログラム教材を提供してくれる相手との交渉は、今後を待たねばならない。
学力の充実のため小中合同の学力向上委員会設置、(京都市学カ定着調査結果分析、全国共通テスト結果分析他)
帯時間学習の効果的利用法を検討
《小中一貫プランU 小中合同給食 》
現行での中学校の「選択制給食」から小・中の全児童、生徒が小学校の給食を食する
(1)食育の促進
地域的には3世代家族が多く、生徒のお弁当や日々の食事には、比較的手をかけているが、コンビニエンスストアーの普及や共働き家庭の増加などもあり、食生活に関しての意識が最近大きく停滞している。また、中学生の塾通いも含め、大家族でありながら、「孤食」や「個食」、更には朝ご飯などを「欠食」している実態もある。こうした魏状の中で、成長期の心身発達はもとより、一生を見通した健康な体づくりを意識して、自らの食生活を振り返り、健康を保つために、どのような食事をしたら良いかを考えられる児童・生徒の育成を日指す。
また、保護者はもとより、地域にも理解を求め、JA女性部他、"地域ぐるみでの食育"への取組を働きかける。
(2) 総合的な学習での取組
小中共に10数年前から教育ファームでの活動があり、現在も中(野菜・花)小(米・野菜)などの栽培活動を、総合的な学習の一環として取り組んできている。こうした野菜・米を給食に活用したり、献立作りに生徒のプランを一部取り入れるなど、さまざまな複合的な取組が考えられる。
H18→合同給食会1回実施
H19→合同給食会5回実施
H20→小中合同給食の実現をめざす合同給食会実施
《小中一貫プランV 合同行事の実施 》
(1) 学校行事
平成15年度より合同運動会、17年度より合同文化祭が実施されてきており、更に合同化が進んだのは、日曜参観、自由参観の同日開催、町A行事の共同開催などである。運動会での縦割り集団での活動などで、日頃見られない中学生のリーダーシップの発揮など多くの成果が見られる。
合同行事
H18→運動会、文化祭(学芸会)、スケート教室
H19→運動会、文化祭(学芸会)、スケート教室、大原大掃除、不審者対応避難訓練
地震対応避難訓練、休日参観、親睦ソフトバレーボール(PTA行事)
H20→収穫祭児童・生徒会活動
(2) 地域行事
地域に多くある伝統行事について、「心の教育」の一貫として、また、地域文化を知り、大切にしていくために、小中合同で参加を促していく。(三千院:放生会、観光保勝会:大原女まつり、江文神杜:八朔おどり他)
H18→花まつり、大原女まつり、放生会、八朔おどり、敬老会、節分会、社協グランドゴルフなど
H19一花まつり、社協グランドゴルフ、大原女まつり、八朔おどり、合同敬老会節分会など
H20→左義長
《小中一貫プランW 合同部活動の実施 》
小学校高学年を対象に中学校の部活動への参加を呼びかける。昨年度後期以降、実施している。これにより、中学校の少人数化を補い、小学生にも中学校生活での目的意識を育てる一助とする。更に中学生による小学生への指導の中で、中学生の自覚をも促したい。
H18→11月より合同部活動実施毎週火曜日
《小中一貫プランX 教職員の連携体制 》
(1) 月1回程度の小中教職員による合同職員会議、合同研修会の実施、定例的な分掌会
(2) 9年間の学習面、生徒指導面の個人カードの作成。必要に応じての情報交換
(3) H20年度末には合同職員室の設置
H18→年2回の合同研修会、合同行事前の担当者打ち合わせ、数回の小中三役会議。
H19→月2回の合同研修会及び合同職員会議、合同運営委員会、月1回の定例担当者会議、必要に応じての小中三役会議、必要に応じての係別打ち合わせ
H20→月1〜2回の合同研修会及び合同職員会議、合同運営委員会、定例三役会議、定例教科会
《小中一貫プランY 特別教室の共有化 》
小中の理科室、音楽室、調理室、被服室(家庭科室)、図書室、コンピュータ室などの共有化を図ることにより、空き教室の確保ができる。(体育館、プール、運動場などの共同使用)
空き教室の地域開放→放課後学び教室、他 図書室の地域開放など
《小中一貫プランZ 学校運営協議会の設置 》
企画推進委員会を中心に学校行事や学校の諸活動、地域行事などを地域、教職員で相談しながら運営を考える。大きな柱として
(1) 学習・交流部会(学習補助、図書館、地域の歴史と伝統文化の学習、習字、絵画、読み聞かせ、古文書研究他)
(2) 安全部会(子ども見守り隊 登下校パトロール他)
(3) 環境・栽培部会(高野川水質調査・水生生物・ごみ調査・里づくりへの提案他)
(4) 伝統文化部会(八朔踊り・大原女まつり他)。
《小中一貫プラン[ 経済産業省産学連携によるキャリア教育への取組 》
〜「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」〜
京都高度技術研究所のコーディネート
(1) 小中学校による「里山通信社」をつくることにより、地域からの発信
リビング京都新聞社、FM京都とのタイアップ
(2) 和歌山県の小中学校と観光という視点からの地域交流
(3) 京都商工会議所から『京都検定をめぐる話』を聞き大原検定の改定に役立てる など
H20→キャリア教育としての大原紹介 大原観光保勝会とのタイアップを模索
《小中一貫プラン\ 大原里づくりトライアングルヘの協力事業 》
H19→オオムラサキの幼虫捕獲、保護、エノキの植え付け他、ヒガンバナの植え付け、保護
高野川水質調査、水生生物調査(京都大 竹門先生指導)
