応用行動分析 適切な行動を教える(1)

 課題分析についての学習会で,プロンプトについても学習してきました。
でも,課題分析の場合にのみプロンプトを提示するわけではありません。

 「子どもが適切に行動できない時にヒントとして提示する」ものがプロンプトです。

適切な行動を教える手続きは,次のようになります。(オペラント行動の場合)
  1.指示を出す      (できる状況作り,実物提示,絵カード,声掛けなど,
                  いろいろな方法があります。
                  子どもにきちんと伝わる方法を使います)
  2.少し待って様子を見る(タイムプロンプト)
  3.プロンプトを提示する(子どもが適切に出来ないときに,ヒントを使います。
                 ※プロンプトの種類や提示方法は,これまでの
                   ページを見てください)
  4.褒める         (子どもを指導する時に,絶対にしなくてはいけない
                  ことは「子どもを褒める」=「強化する」ことです。
                  もう一度しよう,もっとしようと,子どもが思えるように
                  褒めます。
                  ※強化についても,別のページで丁寧に紹介します)  


途中で,子どもが不適切な行動を起こした場合
  1.指示を出す      
  2.少し待って様子を見る
    <子どもが不適切な行動をする>
  3.不適切な行動を無視する(消去)するか,
    おだやかに制止する(そっとガイドする)
  4.適切な行動を始めるようにプロンプトを提示する
  5.褒める


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