応用行動分析 褒める≠正の強化
−正の強化によって適切な行動を増やす−


 子どもを指導する時に,大切なことは,
    正の強化によって適切な行動を増やす 
  ことです。

【論外な話】
 ・怒ってばかりで,子どもに適切な行動を身につけさせようとしている。
  → どんどん強く怒らないと言うことをきかなくなってくる…
  → どんどん頻繁に怒らないと言うことをきかなくなってくる…

【ちゃんと褒めてるのに…】
・指導者が,「褒めたつもり」でも, 適切な行動が増えていないようであれば,
   子どもは,「褒めてもらった」とは感じていないのです。

子どもが適切な行動をした時に,子どもが「もっと先生にそうしてほしい」と感じて
    その行動を繰り返すように
        ちゃんとリアクションすること!

  …「言葉で褒めておけば良い」というものではありません。

言葉で褒めても,その行動を繰り返さない子どももいます。
    強化子は子どもによって,
         場面によって異なります。

  また,時間帯や子どもの体調,嗜好の変化によっても強化子は変化します。
  (お腹が痛い時に,「アイスクリームあげるよ」と言われてもがんばれないですよね)
  たった1時間の学習時間中でも,強化子は変化します。

望ましい行動が見受けられた
     
直後(5秒〜10秒以内)に,
          正の強化を行うこと!

【強化子の種類】
一次性強化子:



二次性強化子:


 般性強化子:



社会性強化子:


@お菓子,飲み物 など
A身体を使って:高い高い,抱っこ,おんぶ,おててブラブラ など
Bこだわり:大好きなマーク,数字カード,時刻表 など


C
おもちゃ:音の出るおもちゃ,光るおもちゃ,年度,パズル
D活 動 :お料理する,買い物に行く,電車を見に行く。


Eトークン:代替紙幣(シールを3枚貯めると音楽が聴けます。            5枚ならテレビが見れます。10枚なら好きなお菓             子が食べれます。貯めたシールの使い方を選べます。)

F褒め言葉:「えらいね」「すごいね」「正解」「かっこいい」
G笑顔 :子どもの目を見て笑いかけること。

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