自らの目標に向かって相互に主体的な努力のできる生徒の育成
基礎・基本の「学力」を身につけ進んで学習に取り組む生徒

「共生」社会の実現を目指し,勇気を出して行動する生徒

心身共の健康を管理し,「生命」を大切にする生徒

1.学力向上に向けた学習指導の充実

(1)基礎・基本を重視し,「個に応じたきめ細かな指導」計画のもとで,
   生徒が自ら学 ぶ意欲と態度を育てる指導を推進する。

(2)学習指導計画・評価計画を充実し,目標に準拠した評価が生きる指導
   方法を確立する。


(3)研究主題に基づく公開授業の実施・少人数授業や柔軟な学習集団の編
   成など,教科・領域ごとの指導法を確立し,授業研究に努める。

(4)学校・家庭が一体となり,家庭学習の充実に向けた具体的な取組を進める。

(5)「豊かなコミュニケーション」をテーマにした総合的な学習の時間を
   充実し,さまざまな選択授業を取り入れる中で,生徒の多様な個性と
   能力の伸長に努める。

2.生徒とのふれ合いを重視し,心の通った生徒指導の充実

(1)あらゆる教育活動を通じて,基本的な生活習慣の定着と,秩序ある生
   活の確立を図る。


(2)いじめ・不登校問題など,生徒指導上の喫緊の教育課題に重点的に取
   り組む。生活指導上の課題のある生徒については,家庭との連携を密
   にし,こどもの生活改善を図る。
   また,スクールカウンセラーや,児童相談所などの関係機関との連携
   を密にすると共に,校内委員会,学年会等で課題を全教職員が共通理
   解し,有効な指導に取り組む。


(3)学級活動・生徒会活動を活発にし,健全な集団活動を通して生徒の
   自主性や社会性を高め,さまざまなことに主体的に取り組める生徒の
   育成を図る。


(4)花背山の家や生き方探究・チャレンジ体験,修学旅行など,多様な体
   験の場を設定し,幅広い学習を通して,感性豊かなたくましい生徒の
   育成を図る。


3.自己の健康増進や生命を大切にする健康教育の充実

(1)自らの健康増進や安全能力を高めるために,運動に親しみ体力の向上
   に積極的に取り組む生徒の育成をめざす。


(2)「命を大切にする」指導の徹底を図り,様々な事故・災害について考
   え,対応できる態度の育成を図る。


(3)生徒の発達段階に応じた性教育の推進を図ると共に,喫煙・飲酒など
   の有害性・危険性についての指導の徹底を図る。


(4)食生活が心身の健康に重要な関わりのあることを理解し,昼食指導な
   どを通じて「食に関する指導」のより一層の充実を図る。


4.一人ひとりを大切にした人権教育の充実

(1)同和問題をはじめ,あらゆる人権問題に関して,それぞれ固有の歴史性
   や社会性について学ぶ機会を設定し,全教職員が鋭い人権感覚を身につ
   ける中で,学校生活のあらゆる場面で人権侵害を許さない教育を推進する。


(2)生徒・地域の実態をふまえた,いじめ問題等の身近にある啓発すべき内容
   を取り上げ,日常生活での不合理や矛盾に気づかせる。

   そのために,あらゆる差別を許さない人権学習の推進を図ると同時に,
   一人ひとりを大切にした集団づくりを目指す。


(3)人権教育に基盤をおいた特色ある道徳教育を計画すると共に,交流学習で
   学んだ内容をあらゆる場面で実践できる生徒を育成する。

5.「共生」をめざした総合育成支援教育の充実

(1)聴覚障害,情緒障害,知的障害,
ADHDLD等発達障害についての研修を深
   め,個々の生徒の課題を明確にしながら,個別の指導計画や個々の課題に
   応じた指導計画を作成
   する。また校内体制を確立する中で,あらゆる生徒の将来展望を見通した
   総合育成支援教育を推進する。


(2)難聴学級,情緒障害短期治療学級,発達・情緒育成学級の生徒の学力向上と
   社会的自立をめざし,一人ひとりの可能性を最大限に伸ばす指導を推進する。


(3)生徒がお互いの信頼関係に基づき,豊かなコミュニケーションが図れるよう,
   学校生活のあらゆる場面で交流学習の機会を設ける。生徒同士が自然な形で
   ふれ合える時間・場所・集団を設定し,日々の交流学習を通して,共に成長
   する喜びを知る指導を推進する。


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