室町学区の中央を烏丸通が南北に走っています。その東側に少し入った所に 御霊神社はあります。京都御苑,相国寺,御霊神社の森と緑が続く一帯です。 室町校区は,室町時代に幕府が置かれた場所ですから,室町時代にかかわる史 蹟や文化財が多く残るところです。6年生の社会科では,室町時代の学習で地域の 歴史を調べる学習をしています。 |
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御霊神社では,毎年5月17日,18日(御霊祭渡御之儀)にお祭りがあります。 下の写真は,平成14年5月18日の御霊神社の祭礼の様子です。長い行列が続 きます。 総勢で500人ほどの行列で,京都の三大祭に次ぐ規模のものです。 |
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御霊神社の地は,その昔,上出雲寺のあったところと言われ,今でも白鳳時代 の様式の瓦が出土しているそうです。 |
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「上京区東部の氏神である御霊神社は無実の罪によって怨霊となった神々を 祀った平安時代の御霊社の一つです。平安遷都にあたり,長岡京で犠牲となった 桓武天皇の皇弟早良親王(追尊,崇道天皇)らの怨霊を鎮められたのが創祀と伝 えています。その後,御霊神の合祀が重なり,八所御霊を祭神とし,上御霊神社 が通称となっています。 この社地は,相国寺と堀を境にした御霊の森といわれ,文正2年(1467)畠山 政長の仕掛けた戦火が広がって,応仁の乱の最初の合戦となり,細川方の西陣 に対して,ここは東陣といわれました。 社蔵の太刀(出羽大掾)は慶長十年国路の銘があり,重要美術品に認定されて います。」上京文化振興会発行「上京区の史蹟百選」より転載(転載承認済) |
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写真:御霊神社の祭礼の写真は平成14年5月17日撮影 |