第8回の「上京タイム」発表会が,24日に仁和小学校で行なわれました。上京タイムは,子ども達が生活や学習の中で,体験し,感動したことを発表する「感動体験発表会」です。
毎年,上京支部の小学校9校から代表1名が集い,発表会が行なわれています。
室町校からは,5年生のS・Kさんが,「夢に向かって」と題して発表しました。
仁和小学校で行なわれた「第8回上京タイム」のようす |
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「夢に向かって」私は体を動かすのが好きで,小学校に入ってからずっとスポーツをしています。2年生の時,初めてスポーツでサッカーを始めました。このサッカークラブは スポーツ教室で,男女どちらも入ってよかったので,友達の女の子といっしょに, 周1回通っていました。このころは,サッカー以外のスポーツは何もしていなかっ たので,周に1回のサッカークラブがとても楽しかったです。 サッカーの先生も私たちに熱心に教えてくださって,とてもおもしろい,にぎやか なサッカークラブでした。 私が最初に思ったことは,「サッカーって男の子がするスポーツだから,女の 子は,男の子より弱いんじゃないかな」ということです。けれど,私が思ったこ とはちがって,サッカーでミニゲームをしていた時,女の子は強かったし,私だって 1番になった事があったから,サッカーは「女の子だって努力をすれば,どんなこと でもできるんだな」と思いました。 さて,このサッカークラブは1年間やって,次は3年生になりました。3年生からは, サッカークラブも本格的になり,スポーツ教室ではなく,サッカー・スポーツ少年団に なります。私は,このクラブも男女どちらも入ってよかったので,2年生の時, サッカーがおもしろかったから「入ろうかな」と迷っていました。 その時,2年生の時にいっしょにサッカーをやっていた女の子が,「なあ,体育館 でやっているバレーボールやらへん?」とさそってくれました。けれどこの時は,まだ 「サッカーの方がいいな」とおもっていたからことわったけど,その後も何回もさそわ れたから,1回行って見ることにしました。 「ボールがちょっとでもあがったらうれしいな」これが初めてバレーボールにふれ て,教えてもらった時に感じたことです。ボールの取り方があったり,こうげきの仕 方があるというのが「難しいんだな」と思いました。 それからは,バレーボールのとりこになり,「サッカーの方がいい」という考えもどこ かにいってしまいました。 家に帰ってから,お母さんに「バレーボールってすっごくおもしろかったで。とっても 楽しかったわ」と得意げに言っていました。そして,この日,バレーボールをしてとて もおもしろかったから,このクラブに入ることにしました。 はじめは,周に1−2回練習に行っていました。けれど,慣れてくると,周に1回しか 休みのないこのクラブに行くようになりました。 4年生になると,練習試合や公式試合に出られるようになり,この時の6年生は, 全国大会に出場するほど強かったのです。4年生の3学期には,今村先生に時々 練習を見てもらえるようになりました。それまでは,コーチの杉田さんが基本から しっかりと教えてくださいました。 今村先生に,「4年生もコートに入れ」と言ってもらうと,やる気がいっぱい出て きました。 5年生の夏,6年生が2年連続全国大会出場となり,私も東京へ行くことに なりました。各都道府県から選ばれたチームだけが入場行進するというのが格好 よかったし,プレー中の迫力がすごかったことも心に残りました。私は,「来年, 必ずここにもどってくるぞ」と心に決めました。 それからは,毎日毎日しごかれながら練習して,ちょっとずつうまくなってきたと 思います。 全国大会に2年連続出場しているのだから,私も6年生になったら,3年連続 全国大会に出場して,日本一になりたいです。 私は,バレーボールをしている中では,背が低いほうでジャンプ力もありませ ん。けれど,毎日ジャンプしてとべるようになりたいです。いくらだめでも,声を出して チームを盛り上げ,自分なりのプレーをすれば,みんながんばれると思います。 最後に,私はスポーツが好きで,これからも続けていきたいし,自分なりに がんばっていきたいです。サッカーを始めたときに思った「どんなことでも努力すれ ばできるんだ」ということを忘れずに,自分を励ましながら前に進んでいこうと思い ます。 |
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写真:平成15年1月24日撮影・京都市立仁和小学校 |