校内のようす5

校舎改築記念碑

 現在の室町小学校は、平成4年3月31日に8角形の教室を持つ教室棟が改築されてより大きくその様子が変わってきました。
 その後、平成4年10月には、観察池や野外学習場が完成、平成9年3月には、烏丸通側のコンクリート塀がグリーンベルトになりました。
 また、同年7月に、学校敷地内児童館の竣工、そして、平成10年9月15日には、新体育館が完成し、学校の教育環境整備が進みました。それに伴って学校の様子も大きく変わってきました。
 
 昭和48年から始まった改築事業も大きな環境整備の事業でした。
 昭和49年体育館兼講堂の竣工、昭和50年には、室町通側の正門のところにプールが完成しました。その後、昭和51年9月に職員室と給食室完成、昭和54年7月、南校舎2階に和室と応接室が増築完成、昭和55年2月に運動場整備と庭園・学級園などの整備が終わりました。
 この一連の事業について、室町学区では室町校改築協力会を組織され、改築事業について多大のご支援をいただきました。
 こうのような事業の完成を記念して建立されたのが、校長室の窓のところにある改築記念碑です。
 この記念碑には次のような言葉が記されています。
 「室町小学校は明治二年創立以来百幾星霜、児童のこよなき成長を願う教育の礎として今日に至る。
 われら地区住民の誇り高き母校である。
 花移り風雪に堪えた学び舎に新しい息吹きをと昭和四十八年二月より改築工事に着手。
 今ここに、講堂、職員室、給食調理室、応接室、和室、プール改設ならびに校内の環境、整備等がとどこおりなく竣工の陽ざしをみる。
 これひとえに、本市教育委員会はもとより、地区住民の教育にかかわる暖かいご理解のもとに、多大な浄財等の御協力を賜ったことによるものである。
 緑なす児童の未来を祈念するとともにわれらの学び舎によせる熱意の結晶としてここにこの碑を建てる。

        昭和五十五年三月二十二日

                           室町校改築協力会」
 
 この碑には、番組小学校としての伝統をもつ室町学区住民の学校に対する熱い思いが凝縮しているように思われます。
 写真は、いずれも2002年1月撮影