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春の花が咲き始めました。

フクジュソウ(福寿草)キンポウゲ科 宿根草

 数年前に1株植えた福寿草の花が咲いています。この花は、お正月を飾る花として使われます。今のように早い時期に開花させる栽培技術がなかったころから、梅や日本水仙
福寿草は、お正月の飾り花だったそうです。
旧暦のお正月は2月の中旬ですね。
福寿草は、学名はアドニス・アムーレンシスといい、シベりア、中国北部、日本に原産し早春に咲き出す花です。花の色も鮮やかな金色でガンタンソウという別名もあるそうです。
露地栽培では2月頃から開花します。
学校では、校長室の東側の植込みの中にひっそりと咲いています。
 
サクラソウ  サクラソウ科 宿根草

 室町校では、数年前からこのサクラソウが春の花の一つとして定着してきました。
 目立つような大きな花ではなく、むしろ清楚でつつましい感じを与えます。
 この花の特徴は、とても強いことです。そして、寒い時期から咲き出し、花の時期が長いことです。花が終わるころにはたくさんの細かいタネが落ちます。そして、そこから発芽してきます。夏の暑い時期に日陰で大事に育てて、秋頃ポットに一本づつ取り上げて育てます。そして今では、こんなに大きくなってきました。
クリサンセマム・ムルチコーレ キク科 
1年草
 「クリサンンセマム」とはキク科植物の総称であるとのことです。まだはっきりした和名がついていないムルチコ-レやノースポールをさしているようです。
 今年は、プールの横の花壇の南側1列に植えてみました。花は鮮やかな黄色です。地を這うように伸びていき、そこから多数に分岐したくさんの花を咲かせます。花弁の質が硬く開花した花は、長く咲いています。変色しないので押し花には良い花です。
クリサンセマム・ノースポール キク科
1年草
 この花は室町校で栽培する春の花の中では、夏のマリーゴールドと並んで横綱格の花です。その理由は、なんと言っても花期が長いことです。12月頃から咲き出し、6月まで楽しめます。でも一番の見頃は3月から5月。
マーガレットを小さくしたようなかわいい花です。これから四方に茎を伸ばし広がっていきます。そして、温かくなると上の方に伸びてきて無数の花を咲かせます。また、こぼれた種から苗がたくさんとれますので、次の年から苗も種も買う必要がありません。費用がかからないという点でもすぐれものです。
パンジー(サンシキスミレ) スミレ科 1年草
 
 パンジーも室町校の春の花の定番です。
 冬の間から咲き始め、5月いっぱいまで学校を様々な色で飾ってくれます。これから暖かくなるにつれて草丈も伸びてきます。
 1つの欠点というと、花の中では一番世話がかかるということです。それは、花ガラつみです。しおれた花をつんであげないと、種を作ってしまい、花をつける意欲をなくしてしまいます。盛んに開花する頃になると、1日に何百と花ガラとつまむ仕事に追われます。種から育てようとすると、夏の一番暑い季節に種まきをしなければなりません。
 花壇には、チューリップの芽が見え始めました。昨年の秋には、校内に1500球のチューリップの球根を植え込みました。4月の終わりから5月にかけて、花壇はチュウリップ畑になります。楽しみにしていてください。
 チューリップは、一斉に大きな花が咲くので
その鮮やかさは他に比較することはできません。存在感のおおきな花です。しかし、花期がとても短いので、花が終わる時には、夏の花壇の用意(次に植える苗の準備)ができていないと急に寂しい花壇になってしまいます。
 本校では、学校の特色の一つとして、「花の学校」づくりをしています。昨年も、「全国花の町づくりコンクール」に応募しましたが、残念ながら受賞することができませんでした。
 今年も児童・保護者・地域の方が楽しんでいただける「花の学校」にしていきたと思います。
写真は平成14年2月21日撮影