聴覚障害の方を通して福祉の勉強(4年)

平成21年1月23日(金)室町小4年1組教室&学習室3

4年生は総合的な学習「室町きらめき学習」で福祉について学習しています。
この日は,京都市聴覚言語障害者協会から,
耳の不自由な方2人,手話通訳の方2人に来ていただき,
聞こえない人の世界を知り,伝え合うことの大切さを体験する取組をしました。

耳の不自由な岩村さん,宮本さんからまずお話を聞きました。
日常生活の中で困っていることがたくさんありました。

バス停で時間や行き先などを聞かれ
た時は困ります。美容院で,自分の
おもいが伝えられないので,自分が
思うような髪に切ってもらえません。
電話も困りますが,今の携帯電話は
メールができるので大変有り難いで
す。どんどん話が進みます。
病院で呼ばれても分かりません。道
を歩いていて自転車がベルを鳴らし
ても分からないのでいると,おこられ
ることがあります。
「たくさん不便なこと,困ることがある
んだ。」子どもたちも聞き入っていま
す。
次は子どもたちからの自己紹介で
す。指文字で自分の名前を紹介した
あと,特技や趣味も手話で伝えます。
みんながんばって覚えた手話を一生
懸命使って,耳の不自由な人に伝え
ています。12月から練習を始めたそ
うです。
次は伝え合う体験をしようという
ゲームです。
二つのグループに分かれて,カードに
書かれた言葉を体で表現して,相手
側のチームが当てていきます。「バス」
はなかなか難しかったようです。
最後に御礼を言って,「切手のない贈り物」を歌いました。


耳が聞こえない,話せないという障害のある中,しっかり生活されていら方々のお話を聞けて
子どもたちも,「しっかりがんばらないと」そんな元気を反対にもらったように思います。
そして,何よりも相手に分かりやすく伝えていく大切さを実感したと思います。

お忙しい中,ご来校いただきました岩村様,宮本様,手話通訳の方々
ありがとうございました。(氏名掲載はご本人了解済みです)