副教頭が平成20年度 文部科学大臣優秀教員表彰を受賞

平成21年2月10日(火)東京虎ノ門文部科学省

本校副教頭が,平成20年度の文部科学大臣優秀教員表彰を受けました。
文部科学省のホームページによると,
「被表彰者は,全国の国公市立の現職の教育職員(教職経験10年以上かつ35歳以上)で,
学校教育における実践等に顕著な成果を挙げた者として推薦のあった者
(推薦者は都道府県教育委員会及び都道府県知事)について,
文部科学省が審査を行い決定しました」と,あります。

<受賞について>
 栄誉ある賞をいただき,本当に驚いています。
京都新聞に受賞が掲載されてから,地域の皆様
保護者の皆様から,お祝いの言葉をいただき,
少しずつ実感がわいてきました。
 教師になって,21年。常にいい授業を子どもた
ちとつくっていくことに努力してきたように思います。
室町校に勤務してからは,京都市教育委員会主催
の「私の十八番授業」で最優秀賞をいただきました。
授業ですが,子どもと私がつくあげた「芸術作品」の
ような感じがします。
 このようにがんばって来られたのは,私自身の力
ではなく,たくさんの「ひと」から励まし,助けていただ
いたからだと思います。
 担任した子どもたち,保護者の皆様,地域の皆様,
学校の教職員,その他,数え切れないほどの人々の
おかげでいただけた賞であると思います。本当に,
すばらしい人たちに出会えたことに感謝いたします。
 この受賞を機に,さらなる努力・研鑽をつんでまい
りますので,引き続きご指導・ご鞭撻をお願いいたし
ます。
 京都市立室町小学校
    副教頭 吉山 茂樹

当日は文部科学大臣挨拶の後,表彰状伝達式があり,
写真の表彰状をいただきました。
その後,記念講演があり(狂言師)野村 萬斎氏が
「教育−狂言から考えること」という演題で講演されました。

3歳の我が子に狂言をどのように伝え,教えていくのか実際の様子
を交えてお話していただきました。
まずは「まねる」こと,これがデジタルに当たります。
そして,自分なりに工夫し個性を出すこと,これがアナログにあたります。
学校現場で言う,基礎基本をしっかり定着させ,そのその上に立って応用できる力を
育成していく,狂言も学校も共通しているのだと感じた講演でした。