授業研究会(6年)

平成21年2月24日(火)室町小6年2組教室

 京都市社会科教育研究会6年部会,上京支部社会科主任会で本校6年2組の
大橋教諭が社会科の授業を行いました。

○ 単 元  世界の平和と日本の役割

○ 本時の目標
 難民を支援する緒方貞子さんの活動について理解するとともに,
 クルド難民を救おうとした緒方さんの生き方を考える。

最初の5分で,緒方貞子やクルド難
民について振り返り,学習問題を確
認します。もう自分の考えはノートに
書かれています。
国連難民高等弁務官である,緒方さ
んは,クルド難民を救いたいけれど,
難民条約がネックになって救えない
どうしたのか,子どもたちの話し合い
が始まりました。
・トルコに頼んで国境を開いてもらう
・新しいルールをつくる
・難民条約を破ってクルド難民を救う
という3つの立場で話し合いが進ん
でいきます。
黒板には3つの立場が,きれいに
整理されています。話し合いが終わ
って,違う立場に変わる人もいまし
た。
検証をするVTRを見ています。緒方さ
んは「ルールを破ることにはなるけれ
でも,人を救うという根幹は変わらな
い。」とはっきり言い切った場面が印
象的でした。
難民条約を破ってまで,難民を救っ
た緒方さんに「キャッチフレーズ」を
つけます。世界の人々からは「小さな
巨人」と呼ばれていました。

6年生の子どもたちが自分の考えをしっかり話し合ったすばらしい授業でした。
授業後の事後研究会では,研究会員と社会科主任で授業について話し合い,
金閣小学校の伊藤校長先生と京都市総合教育センターの久保田指導主事から
指導助言をいただきました。
6年2組の子どもたちは,卒業前の思い出に残る授業になったことと思います。