縄文時代人に学ぶ環境の心(4年)

平成20年10月8日(水)室町小 多目的室T

4年生は,社会科や総合的な学習で「環境」について学習しています。
環境の中でも,ゴミは大きな問題です。
昔の人たちは,ゴミをどうしていたのかな!?
昔の人たちに学ぶことはないだろうか。

そんな疑問がわいてきました。

そこで,たまたま4年生の保護者で総合地球環境学研究所にお勤めで,
古代の人間と自然の関係を研究しておられるお父さんにおいでいただき,
授業をしていただきました。

パワーポイントのスライドを使って
分かりやすく説明をしていただきま
した。
縄文時代の人々のごみ捨て場は,
「貝塚」と呼ばれていました。
「貝塚」にはどんなものが捨てられた
でしょうか?貝以外に,いろいろなも
のが捨てられました。
例えば人やイノシシも貝塚に埋めら
れていたそうです。いろいろなものが
埋めれていた貝塚はムラのどの位置
にあったでしょうか?ここからが,お
話の核心部分です。
今の時代は,ゴミは人の住むところ
から離れたところに埋めます。昔は
ムラの中心部に埋めました。なぜか。
自然のものはすべて神様からいた
だいたものです。いただいたものは,
埋めて神様に返すと考えられていま
した。神様に返すから,ムラの中心部
に貝塚があったのだそうです。
「神様」って,どんなものでしょう?
室町時代に描かれた「つくも神」の
絵です。いろいろなものに足がはえ
ている奇妙な絵です。
お話が終わった後,グループごとに
土器やら,骨やら,実際に触ら
せていただきました。
あの「オオヤマネコ」の骨だそうです。
質問をどんどんしてプリントに書き込
んでいます。
子どもたちは,昔のものに興味津々!

4年生の子どもたちにも,分かりやすく説明していただきました。
ぜひ,6年生の子どもたちにも聞かせてあげたい内容でした。
歴史好きの副教頭も,いっしょに勉強させていただきました。
ありがとうございました。