小P連上京支部指導者研修会(PTA)

平成20年11月18日(火)室町小多目的室T

上京区10校のPTA本部の方が中心となって行う研修会が室町校でありました。
今回は,京都いけばな協会会長の大津 光章氏をお迎えして,
「花の命は短くて・・・」という題で講演をいただきました。

上京PTAの方50名ほどが参加をいただきました。

<講演内容>本校副会長にまとめていただいたものから一部を抜粋
 花の命はただでさえ短いのに,はさみで切ってさらに短くする残酷な
芸術,それが生け花です。・・・
 また,生け花の展覧会で,花・茎・枝が曲げられ,到底自然体とはいえ
ない形でいけられているのをみた鑑賞者が「何であんなに曲げなあかん
の?自然のままでええのに。」とささやいているのを耳にするのも少なく
ない。これは生け花だけにとどまらず,彫刻・絵画にもいえること,なぜ
石のままでよいのにわざわざ削るのか,なぜ描くのか。
 これはひとえに「そうしたいから」に尽きる。しかし生け花が芸術と違う
点は,対象が生き物であるということ。花の命は短い。生け花の花の一
番美しいのはいけられてからせいぜい2・3時間ぐらい。しかし,その花の
命といけるものの熱意がいっしょになって普段以上の美しさを発揮し,見
る人の心に深く長く刻まれる。そこに花の命があるのではないか。

おみやげに世界文化社から出ている
「花あわせ」という書籍をいただきました。

また,大津光章氏は,11月23日付けの京都新聞朝刊1面に
取り上げられておられます。